ピクセルやパレットのRGBA値を正規化するには、メインメニューから[イメージ]-[RGBA値の正規化]を選びます。正規化を解除するときや、ピクセルの配列は変更せずに階調を少なくしたいときも、同じようにします。
RGBA値の「正規化」とは、RGB555などの「階調が8bitでないカラーモード」において、上位ビットの値に応じて下位ビットに適切な値を設定する処理のことです。たとえば階調を8bitから5bitに落とすとき、使用されない下位3bit部分を”000″固定でなく、”000″~”111″の適切な値をセットします。
正規化は、階調を落とした画像を24bitカラーの表示環境で表示させたときに、画像が暗くなってしまう現象を防ぐ効果があります。
階調を落とすと同時に誤差拡散処理を施したいときは、「イメージ変換」を使用します。
設定
出力画像の階調と、正規化の有無を指定します。
RGBA値を正規化する |
画像が暗くならないように、下位ビットに適切な値を設定します。 |
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RGBA値の下位ビットを切り捨てる(正規化を解除) |
下位ビットをクリアし、正規化を解除します。 |
この機能では、[環境設定 – 編集機能]ダイアログや[マクロ処理/編集:詳細]ダイアログの[RGB値を正規化する]の影響を受けません。
RGB値/アルファ値
RGB値/アルファ値をそれぞれ何bit(階調)に変換するかを指定します。
全レイヤを処理
ONのときはすべてのレイヤに対して、OFFのときは編集中のレイヤのみに対して、処理を行います。
新規画像作成
処理結果を新しい編集ウィンドウで表示します。オプションがOFFのときは、編集中の画像が処理結果のものに置き換えられます。