画像データ作成の手引き

OPTPiX imesta 7 for Game & Embeddedによる画像データ作成手順について解説します。


インデックスカラーイメージを作成する

Photoshopで作成した画像をOPTPiX imesta 7 for Game & Embeddedで256色に減色し、最終出力としてGIFで保存するまでの手順を示します。

  1. Photoshopで画像を作成します。最終的には画像を1枚のレイヤにまとめ、PSDで保存します。
  2. OPTPiX imesta 7 for Game & Embeddedで、この画像を読み込みます。
  3. メインメニューから [イメージ]-[減色] で、[減色] ダイアログを開きます。
    1. [設定復元] を押し、[標準値に戻す(一般画像用)] を選びます。多くの画像は、標準値のままでも十分な品質の減色結果を得ることができます。
    2. [出力色数] ツリーを選び、減色後色数を256にします。
    3. [減色] ボタンをクリックします。しばらく待つと、減色結果が出力されます。
  4. メインメニューから、[ファイル]-[名前を付けて保存] を選びます。
    1. [ファイルの種類] をGIFにし、保存フォルダとファイル名を指定します。
    2. [ファイル保存オプション – GIF] ダイアログが表示されます。必要であれば、各パラメータを設定してください。

フルカラー画像を32768色に変換する

Photoshopで作成した画像をOPTPiX imesta 7 for Game & Embeddedで32768色に変換し、最終出力としてPNGで保存するまでの手順を示します。

  1. Photoshopで画像を作成します。最終的には画像を1枚のレイヤにまとめ、PSDで保存します。
  2. OPTPiX imesta 7 for Game & Embeddedで、この画像を読み込みます。
  3. メインメニューから [イメージ]-[イメージ変換] で、[イメージ変換] ダイアログを開きます。
    1. [変換形式] [RGB555 15bit] を選びます。
    2. [レンダリング] [ノーマル誤差拡散] を、[拡散度] [50%] を選びます。
    3. [OK] ボタンをクリックします。しばらく待つと、変換結果が出力されます。
  4. メインメニューから、[ファイル]-[名前を付けて保存] を選びます。
    1. [ファイルの種類] をPNGにし、保存フォルダとファイル名を指定します。
    2. [ファイル保存オプション – PNG] ダイアログが表示されます。必要であれば、各パラメータを設定してください。

複数の画像からアニメーションGIFファイルを作成する

Photoshopで作成した複数(ここでは4つ=4フレーム分)の画像を、アニメーションGIFファイルにするまでの手順を示します。

この手順では、さまざまな機種に対応した画像を得るには熟練が必要です。しかし、設定を適切に行えるようになることで、最高品質の画像を得ることができるようになります。

手軽に多くの機種向けの画像を得るには、前に示した(1)の方法を使用します。

  1. Photoshopで画像を作成します。最終的には4つの画像それぞれを1枚のレイヤにまとめて同じ縦横サイズにし、PSDで保存します。
  2. OPTPiX imesta 7 for Game & Embedded で、この4つのPSDファイルを読み込みます。合計4つの編集ウィンドウが開きます。
  3. メインメニューから [レイヤ]-[マルチレイヤ化] で、[マルチレイヤ化] ダイアログを開きます。
    1. 編集中のウィンドウを除いた、3つのウィンドウがリストに表示されます。順番を揃えて [OK] ボタンをクリックすると、4つの画像がひとつのウィンドウにまとめられて開きます。
  4. メインメニューから [レイヤ]-[レイヤアニメーション編集] で、[レイヤアニメーション編集] ダイアログを開き、各フレームの表示時間や、ループする/しないなどの設定を行います。
  5. メインメニューから [イメージ]-[減色] で、[減色] ダイアログを開きます。
    1. ダイアログ左下の [設定復元] ボタンをクリックし、メニューから [初期値に戻す(一般画像用)] を選びます。
    2. [出力色数]ツリーを選び、 [全レイヤを処理] をONにします。

      ローカルカラーマップを使用したアニメーションGIFファイルを出力するときは、[全レイヤ共通パレット作成] をOFFにします。

      ローカルカラーマップを使用できない環境で表示するアニメーションGIFファイルを出力するときは、[全レイヤ共通パレット作成] をONにします。

      ローカルカラーマップを使用することで画質は向上しますが、ローカルカラーマップに対応していない環境では画像を正しく表示することができません。
    3. [減色] ボタンをクリックし、減色を行います。
  6. メインメニューから [ファイル]-[名前を付けて保存] で、[名前を付けて保存] ダイアログを開きます。
    1. ファイル名を入力し、[ファイルの種類] リストから [アニメーションGIF] を選びます。

      GIFには「通常形式」と「アニメーションGIF形式」の2つがリストされており、[アニメーションGIF] を選んだ場合のみアニメーションGIF形式での保存ができます。

    2. [ファイル保存オプション – GIF] ダイアログが表示されます。必要であれば、各パラメータを設定してください。

その他、有用な減色機能

複数の画像を1つのパレットでカバーしたい場合は、マクロ機能の「共通パレット減色」が有効です。指定したフォルダ以下のすべての画像から、共通に使用するのに適したただ1つのパレットを作成し、そのパレットで減色した画像を得ることができます。

共通パレット減色の際には、あらかじめ作成したACT・BAP・ISCなどのパレットファイルを指定して、固定されたパレットでの減色を行うこともできます。