OPTPiX ImageStudio 8 は、OPTPiXブランド独自の画像最適化エンジンを搭載。PNG、JPEG、WebPといった画像を様々な方法で最適化し、高品質を保ちながらファイルサイズの軽量化を実現します。
さらに、キャラクターの瞳や口、髪の色、小さいアクセサリーなど「色が変わると印象が大きく変わってしまう領域」を指定し、その領域の色を最大限残す形で減色処理できる「重要領域指定」という機能も搭載しています。
PNGは高品質な減色機能に加え「PNG軽量化フィルター(Lossy PNG)」「PNGオプティマイザー」などの機能を組み合わせての最適化が可能。PNG24の場合は20~30%程度ファイルサイズを軽量化できます。
JPEGは品質調整の他、mozjpegを使用したファイルサイズ縮小にも対応しています。また、新時代の画像フォーマットWebPにも標準対応しています。
PNG、JPEG、WebPでの保存時は1KiB単位で「上限ファイルサイズ」を指定し、そのファイルサイズに収まるように画質を自動的に調整して、画像を保存することができます。
また、どれくらいの画質になるのかプレビューしてから保存することもできます。
一般的な減色処理の場合、画像内にわずかしか使われていない色はその周りの色に引っ張られる形で色が変わってしまいます。キャラクターで言えば、瞳や口の中などの色が変わってしまうのはこのためです。
OPTPiX ImageStudio 8では「重要領域」を指定し、その領域に含まれる色をなるべく残すように減色処理を行うことができます。
従来なら256色で減色しないと残らなかった色を128色や64色でも残せるようになり、よりコンパクトなPNGファイルを作成できます。
領域指定粋は1px~16pxまで10段階で設定可能。なるべく余計な範囲を指定しないように細かな調整もできます。
また画像に指定したい箇所が散らばっているような場合でも、画像1枚あたり200箇所まで指定ができます。
OPTPiX ImageStudio 8 のマクロ処理機能なら、画像の最適化からテクスチャー変換までを、ワンストップで実現可能。KTX や PVR、ETC と言ったテクスチャー形式のファイルを、デザイナーが処理した後、プログラマーが受け取って変換するといった、煩雑な作業ケースを解消できます。
さらに、マクロ処理を視覚的に組み、処理の自動化を設定できます。プログラマーでなくても、処理の自動化を行うことができ、作業の効率化につながります。
編集操作の履歴を、アクションファイルとして保存することができ、作成した「アクション」を複数の画像に一括適用するマクロ処理(一括処理)機能を搭載。
例えば特定のフォルダにある大量の画像をリサイズ・最適化し、最後にテクスチャー圧縮して保存する、といったことも簡単にできます。
また、マクロ処理はコマンドライン実行にも対応しており、JenkinsなどのCI環境への組み込みも可能です。
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マクロ処理はマルチスレッドによる並列処理に対応しています。
コア数・スレッド数の多いCPUを使うことで、従来製品(OPTPiX imésta 7シリーズ)よりも高速に処理を行うことができます。
旧世代ゲームハードのタイトルのリマスターで問題となるのが、オリジナル画像の解像度です。数百ピクセル程度しかない小さな画像は拡大しても全体的にぼやけた画像になってしまい、デザイナーによる手作業での修正に、膨大な時間やコストがかかってしまうこともあります。
OPTPiX ImageStudio 8 は機械学習による推測を用いて縮小する前の状態を再現する「超解像」機能を搭載。高精細なHD化画像を自動で生成できる「リマスター超解像」により、高品質な画像拡大処理を実現。制作コストを大幅に下げることができるようになります。
機械学習を用いて「縮小前の状態を推測しながら画像を拡大」する機能です。まるで人が描き直したかのような高精細なHD化画像を自動で生成します。
これにより、旧ハード用の低解像度の画像素材を現行ハード向けに手軽に再利用することが可能となり、画像素材制作にかかる時間を大幅に短縮できます。
また、DXTC(S3TC)などのテクスチャー画像においては、圧縮ノイズを軽減させる効果もあります。
超解像技術を応用した、OPTPiX独自の強力なノイズ除去エンジンを搭載。JPEG圧縮ノイズや、減色による誤差拡散ノイズを削減し、加工前のオリジナルのフルカラー画像に迫る画質を自動的に復元します。
これにより、劣化した過去の画像素材でも、手作業のレタッチによるリファイン作業の時間を大幅に短縮できるので、手軽に再利用することが可能になります。
ファイルの保存形式として DDS, KTX、PVR、PKM、ASTC の各形式を選択可能。変換ツールを介することなく直接テクスチャー形式で出力することができます。
PVRTC 形式はOPTPiX独自の高画質化技術「ClearPVRTC」で変換も可能。背景を透過にしている素材のフチの部分のノイズを低減させます。
また、PVR・KTX・DDS での保存時のRGBA階調変換にOPTPiX 画像最適化エンジンを利用することもできます。
DDS, KTX, PVR, PKM, ASTC の各形式の読み込みにも対応しています。元のテクスチャー形式を維持したまま読み込み、再保存時は元のテクスチャーデータを再現しますので、劣化無しでコンテナ形式の変更ができます。
OPTPiX ImageStudio 8は導入前の検証用にトライアルライセンスを無料で提供しています。初回起動から14日間、減色やテクスチャー変換などのすべての機能をお試しいただくことができます。
トライアルの際はOPTPiX imésta 7 for Game & Embedded も合わせてお試しいただけます。
OPTPiX 画像最適化エンジンを搭載した OPTPiX imésta / OPTPiX ImageStudio シリーズはスマートフォンアプリ・ゲームの開発企業、各種コンシューマゲーム開発会社等、様々な企業様に導入いただいています。
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