イメージのコピーと貼り付け

編集ウィンドウに表示されているイメージの一部または全部を、クリップボードに転送することができます。

またクリップボードにあるイメージデータを、いろいろな方法で編集ウィンドウのイメージに貼り付けることができます。

イメージのコピー

選択領域内のイメージをクリップボードへコピーするには、メインメニューから[編集]-[コピー]を選びます。[Ctrl]+Cを押しても、同じ動作をします。

フォーカスがイメージにあるときのみ、イメージをコピーできます。

フォーカスがサイドウィンドウにあるときは、サイドウィンドウで選択しているものをコピーします。

領域の選択についての詳細は、以下をご覧ください。

表示イメージをコピー

拡大・縮小表示、レイヤアルファ合成状態なども含めた「編集ウィンドウ内での表示状態そのまま」をコピーするには、[Ctrl]+[Shift]+C(表示イメージをコピー)を押します。

コピー以外の操作

イメージをコピーするのと似た操作で、以下のようなことができます。

切り取り

選択領域をクリップボードにコピー後、コピーした部分を選択色で塗り潰すには、メインメニューから[編集]-[切り取り]を選びます。[Ctrl]+Xを押しても、同じ動作をします。

移動

選択した領域内のイメージを移動するには、編集モードを移動[移動]にしてから、選択領域をドラッグするか、または矢印キーを押します。

[Shift]キーを押しながらドラッグすると、原点から45度刻みの位置のみに移動を制限させることができます。

ナッジ

選択した領域内のイメージを残したまま移動するには、[Alt]キーを押しながら矢印キーを押します。

[Alt]キーを
押しながらドラッグ

[移動]モードで選択領域を[Alt]+ドラッグすると、設定により以下のどちらかを行います。

[「ナッジ」移動]がON

選択領域内のイメージをコピーし、軌跡を残しながら移動させます。

キーボードによる「ナッジ」と同じ動作をします。

[「ナッジ」移動]がOFF

選択領域内のイメージをコピーし、軌跡を残さず移動させます。

この設定は、[環境設定 – 編集機能]ダイアログ[「移動」モードでは、Altキーを押しながらドラッグすると「ナッジ」移動]で行います。

[Alt]キーと同時に[Shift]キーも押しながらドラッグすると、原点から45度刻みの位置のみに移動を制限させることができます。

初期化・クリア

選択した領域内を指定色で塗り潰すには、メインメニューから[編集]-[ピクセル初期化]を選びます。

選択色で塗り潰すには、同様に[編集]-[クリア(塗り潰し)]を選ぶか、[Delete]キーを押します。

切り抜き

選択領域の外側を捨てて、内側だけ切り抜いたイメージを作るには、メインメニューから[イメージ]-[切り抜き]を選びます。

選択領域が四角形でないときは、「選択領域がすべて収まる最小の四角形」に対して作業を行います。

 

右クリックで操作

領域選択したイメージの上で右クリックすると、コンテキストメニューが現れます。[コピー]を選ぶと、選択領域をクリップボードにコピーすることができます。

同様に、[切り取り][クリア]などを選ぶこともできます。

新規編集ウィンドウを作成して貼り付け

新しい編集ウィンドウを作成してクリップボードのイメージを貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[新規作成貼り付け]を選びます。

新規レイヤを作成して貼り付け

新しいレイヤを作成してクリップボードのイメージを貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[新規レイヤ貼り付け]を選びます。

編集中のイメージに貼り付け

イメージに貼り付け中

編集中のイメージにクリップボードのイメージを貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[貼り付け]を選びます。

基本の貼り付け方法

  1. メインメニューから[編集]-[イメージに貼り付け]を選びます。
  2. クリップボード上のイメージが、枠付きで編集ウィンドウ上に表示されます。この状態を「貼り付け中」とよびます。
  3. 枠の中をつかんでイメージをドラッグして、貼り付ける位置を指定します。

    [Shift]キーを押しながらドラッグすると、原点から45度刻みの位置のみに移動を制限させることができます。

  4. 枠の中を右クリックすると、コンテキストメニューが現れます。[貼り付け確定]を選ぶと、貼り付けを確定します。[キャンセル]を選ぶと、貼り付け作業を取り消します。

    以下の操作でも、貼り付けの確定/取り消しを行うことができます。

    確定

    枠内ダブルクリック

    枠外クリック

    [Enter]キー

    取り消し

    [Esc]キー

位置を指定して貼り付け

枠の中を右クリックすると、コンテキストメニューが現れます。[左上]を選ぶと、イメージの左上に貼り付けることができます。同様に、端・隅・中央などに貼り付けることができます。

半透明貼り付け

不透明度の表示「貼り付け中」のときに[+]/[-]キーを押すと、不透明度を指定することができます。この状態で貼り付けると、半透明で貼り付けることができます。

不透明度は、OPTPiX imestaウィンドウ下部のステータス部に表示されています。

[Shift]キーを押しながら[+]/[-]キーを押すと、1%単位で不透明度を操作できます。

半透明貼り付けは、ダイレクトカラーイメージに対してのみ使用できます。

拡張貼り付け

イメージを特殊な方法で貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[拡張貼り付け]を選びます。

透過色を指定して貼り付け

透過色を指定して、透過貼り付けイメージから任意の色の領域を透過領域にして貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[拡張貼り付け]を選びます。

アルファチャンネルを反映して貼り付け

アルファチャンネルによる不透明度を反映させて貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[拡張貼り付け]を選びます。

一部チャンネルのみ貼り付け

アルファチャンネルを持ったイメージに対して、RGBチャンネルのみ、またはアルファチャンネルのみを貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[拡張貼り付け]を選びます。

 

右ボタンドラッグによる直接貼り付け

選択領域を右ボタンでドラッグすることで、クリップボードへのコピー操作を行うことなく選択領域内のイメージをコピー・移動することができます。

編集ウィンドウへ右ボタンでドラッグ

選択領域を編集ウィンドウへドラッグ したときのコンテキストメニュー

コンテキストメニューが開き、動作を指定することができます。

コピー&貼り付け 選択領域内のイメージをクリップボードへコピーし、指定位置へ貼り付けます。
切り取り&貼り付け 選択領域内のイメージを切り取り、指定位置へ貼り付けます。
コピー&拡張貼り付け 選択領域内のイメージをクリップボードへコピーし、指定位置へ拡張貼り付けします。
コピー&貼り付け 選択領域内のイメージを切り取り、指定位置へ拡張貼り付けします。

何もない部分(OPTPiX imestaの背景部分)へ右ボタンでドラッグ

選択領域内のイメージで新しい画像を作成し、編集ウィンドウを開きます。

連結貼り付け

クリップボード上のイメージを、編集中編集ウィンドウのイメージの上下あるいは左右に連結させるように貼り付けるには、メインメニューから[編集]-[連結貼り付け]を選びます。

貼り付け位置の移動単位を指定する

8ドットや16ドットなどの単位に座標をスナップさせてイメージを貼り付けたいときは、メインメニューから[設定]-[イメージ貼り付け単位]を選びます。

特殊な貼り付け単位として、以下のものがあります。

イメージサイズ単位

貼り付けるイメージの縦サイズ・横サイズ単位にスナップします。

イメージサイズ以上の2^n単位

2,4,8,16,32,64,128,……単位で、貼り付けるイメージが納まる最小の値を単位にスナップします。例えば96×48のイメージを貼り付けるときは、128×64が貼り付け単位となります。

グリッド単位

グリッドにスナップします。

インデックスカラーイメージへの貼り付け

インデックスカラーイメージへイメージを貼り付ける場合、参照するパレット内容が同一のイメージでないと「そのまま」貼り付けることはできません。imestaでは、参照するパレット内容が同一でないイメージの場合は、自動的にパレット内容を同一にしようとします。

ダイレクトカラーイメージを貼り付ける場合

貼り付け先のパレット内容で近い色に変換してから貼り付けます。

パレットの異なるインデックスカラーイメージを貼り付ける場合

貼り付け方法を指定するダイアログが表示されます。

キーボード操作

カーソル

貼り付け位置を移動します。(※)

[Alt]+カーソル 選択領域枠内のイメージをナッジします。
[Enter] 貼り付け位置を確定します。
[Esc] 貼り付けをキャンセルします。
[+][;] 貼り付けの不透明度を上げます。
[-] 貼り付けの不透明度を下げます。
[Shift]+[+](テンキー) 貼り付けの不透明度を1%上げます。
[Shift]+[-](テンキー) 貼り付けの不透明度を1%下げます。

[Ctrl]キーを押している間は、四角形選択単位が1ドットのときは8ドット単位の移動に、1ドット以外のときは1ドット単位の移動になります。