ハイブリッド画像の設定と変換は、JPEG側の値と、PNG側の色数の2つを調整することで行います。
JPEG品質
100がもっとも品質が高く、10がもっとも低い値です。デフォルトは75になっています。
圧縮を強めにしたい場合は60など小さな値に、圧縮を弱めにしたい場合は85などより大きな値に変更します。
JPEGサンプリング形式
Y (輝度成分)に対する U,V (色差成分)の情報量の割合を指定します。
形式 | 解説 | ファイルサイズ |
---|---|---|
4:4:4 | U,Vを間引きません。 | 大 |
4:2:2 | U,Vの横方向を半分に間引きます。 | 中 |
4:2:0 | U,Vの縦・横方向を半分に間引きます。 | 小 |
4:1:1 | U,Vの横方向を1/4に間引きます。 | 小 |
自動
このオプションをONにすると、画質に応じてサンプリング形式を自動的に決定します。OFFにした場合は、使用する形式を上記の何れかから選択します。デフォルトはONになっています。
減色色数
PNGの品質はこの減色色数に比例します。256がもっとも高く、2がもっとも低い値になります。デフォルトは128色になっています。
圧縮を強めにしたい場合は64など小さな値に、圧縮を弱めにしたい場合は256などより大きな値に変更します。
減色で誤差拡散を行う
PNG画像の減色に際して、誤差拡散を行うかどうかを指定します。誤差拡散を行うと、色の誤差を周辺のピクセルに拡散するため、画像によっては隣接する色が混ざり合うような形になります。デフォルトはOFFになっています。
JPEGの色もれ予防
ハイブリッド画像のJPEG側のオプションです。
「JPEGサンプリング形式」で「4:4:4以外」のモードを使用した場合、JPEGの表示がスムーズに補正されます。この補正処理によって、隣接する色が少し混ざるように表示されるので、ハイブリッド画像のPNG側との境目の色が滲んだように見えてしまいます。
従ってJPEGサンプリング形式で「4:4:4以外」を指定した場合は、この現象を回避するために本設定値を1以上に設定する必要があります。デフォルトは1になっています。
1を指定すると1ピクセル、2を指定すると2ピクセル分、広く画像を保存します。これにより表示が補正されても境目の色が変わらないようにします。ただし、本値を0以外に設定するとその分保存データ量が増加しますので、以下のように目的に応じて設定を使い分けていただくのが良いでしょう。
品質優先 | JPEGサンプリング形式: 4:4:4, JPEG色漏れ予防: 0 |
圧縮率優先 | JPEGサンプリング形式: 4:2:0, JPEG色漏れ予防: 1 |
なお、PDF形式やEPUB形式の場合、再生を行うPDF/EPUBビューアの拡大縮小アルゴリズムや計算誤差などによって、JPEGとPNGの境目が見えてしまう場合があります。
この場合、JPEGサンプリング形式の値とは無関係に、この「JPEG色漏れ予防」の値を1か2に設定することで、境目を目立たなくすることが可能です。お試しください。
透明境界の色もれ予防
ハイブリッド画像のPNG側の保存オプションです。
「透明境界の色もれ」とは、透過PNG画像を拡大縮小して表示する場合に、拡大縮小のアルゴリズムによって、透過色が非透過の色に影響を与えるケースがあります。
PDF形式やEPUB形式で出力する場合は、PDF/EPUBビューアのアルゴリズムによってこの問題が発生することがありますので、PNG画像の色もれ予防が必要になります。デフォルトは「なし」になっています。
1を指定すると1ピクセル、2を指定すると2ピクセル分、透過領域に色情報を残します。通常は1か2を指定することで色もれ現象を解消できますが、ビューアによっては8を指定する必要がある場合もあります。
値のリセット
[リセット(R)] ボタンをクリックすると、設定値をすべてデフォルト値に戻すことができます。