圧縮形式による違い

スプライトの描画に使用できるテクスチャには多くの形式ありますが、形式を選択する際には「対象ハードウェアがそのテクスチャ形式に対応しているか」に注意してください。

一般的にテクスチャとして使用できる格納形式には大きく分けて3種類あります。

1. 非圧縮テクスチャ

主にBMP・TGAなどの、テクスチャの図柄がそのままファイルに記録されている形式です。

2. 格納時圧縮テクスチャ

主にPNG・JPEGなどの、ファイルに記録される段階で圧縮され、実際にハードウェアのVRAM(GPU用の専用メモリ)上では圧縮が展開された状態で格納される形式です。

3. 描画時展開圧縮テクスチャ

主にDXT・PVRなどの、圧縮したままVRAM上に格納し・描画する際にGPUがハードウェア機能で自動展開して使用する形式です。

 

1.と2.についてはプログラムがテクスチャをVRAMに展開するための処理を持っているかどうかで利用可能・不可能が決定します。

3.については、対象ハードウェアの仕様に依存しますので、仕様を調査した上で使用してください(Androidの一部機種や古いビデオカード等では表示できない場合があります)。