スプライトアニメーションにおいて、スプライトが別のスプライトの動きに追従したり、影響を受ける状態を「親子関係(Parent-Child Relations)」と言います。
影響を与える側を「親」、影響を与えられる側を「子」と呼びます。
この「親子関係」は、関節構造を持っていたり、手に物を持っている等のアニメーションを作成する場合に重要な要素になります。
「親子関係」には下記のような決まりがあります。
- 「子」から見た「親」は1つですが、「親」から見た「子」は複数である場合があります。
- 「親」が複数の「子」を持つ場合、「子」は「親」に影響を受けますが、「子」同士では影響を受けません。
- 「親」が「子の子(孫)」に直接影響を与えることはありません。
あくまで「親」が直接影響を与えるのは「子」までとなっています。
例えば、人間の右腕を例にとると、以下のような親子関係になります。
それぞれのパーツが与える影響は、以下のように、上腕の変更は前腕に影響し、その前腕の影響を受け、子である手も変化する……という形で伝播していきます。
- 上腕 → 前腕
- 前腕 → 手
- 手 → 親指
- 手 → 人差し指
- 手 → 中指
- 手 → 薬指
- 手 → 小指
- 前腕 → 手
関連ページ
- NULLパーツの使い方
SpriteStudioでは、NULLパーツを利用して効果的に親子関係を作成することができます。