「レンダリング」ウインドウ

本ページではVersion 6以降について解説しています。
Version 5.8以前についてはこちらをご覧ください。

Window_rendering_menu_ver5.6.1「レンダリング」ウィンドウは、作業中のアニメーションを様々な形式で出力するためのウィンドウです。
「アニメーション」メニューの「レンダリング」を選択することで開きます。

レイアウト情報ウィンドウの基準枠がレンダリングされる範囲になります。

設定できる項目は、出力先や出力時のファイル名等を設定できる「出力ファイル設定」と、出力を行う際の形式等を設定できる「出力内容設定」の2つに分かれています。
また、出力開始等、実際に設定した内容で各種操作を行うボタン類がウィンドウの下部に設置されています。


出力ファイル設定

出力先フォルダ

出力先フォルダを設定します。
右端にあるWindow_rendering_icon01_ver5.6.1ボタンを押すと、出力先フォルダを指定するダイアログを表示します。
初期設定では、sspj(プロジェクトファイル)と同じフォルダが指定されます。

ベースファイル名

出力するファイルのファイル名を指定します。
ファイル名は「ベースファイル名で設定した名前+4桁数値(連番画像として出力する場合のみ)」となります。

例えば「Image」と指定し、無圧縮AVIとして出力すると「Image.avi」というファイル名で出力されます。

連番開始番号

連番画像として出力する際、ファイル名の末尾に4桁の連番が付属されます。
この連番がいくつから始まるかを、開始番号を0以上の値で指定することができます。
例えば「1」を指定すると連番は「0001」から始まります。
ベースファイル名が「Image」の場合「Image0001.png」が1フレーム目の画像のファイル名となります。

アニメ名でフォルダを作る

アニメーションデータに設定している名前でフォルダを作成し、そこに出力データを格納します。
ベースファイル名は影響しません。

現在時刻のフォルダを作成する

出力した時刻をフォルダ名としてフォルダを作成し、そこに出力データを格納します。
例えば、2016年1月1日14時00分00秒に出力した場合、「20160101140000」というフォルダ名が設定されます。

「アニメ名でフォルダを作る」も併せて有効にすると

アニメ名のフォルダ
  → 現在時刻を名前に設定したフォルダ
    → 出力データ

という構造で出力されます。

出力内容設定

レンダリング領域拡張

上下左右、指定したピクセル分レンダリングする範囲を拡張することができます。

たとえば「上」に「100」を設定すると、上の縦幅を100ピクセル追加してレンダリングします。

始点フレーム 出力を開始するフレーム番号を指定します。
初期設定は先頭フレームになっています。
終点フレーム 出力を終了するフレーム番号を指定します。
初期設定は末尾フレームになっています。
出力間隔 ファイルを出力する際に、何フレームごとに出力するかを指定します。
初期設定は1フレーム(毎フレーム出力)になっています。
ループ回数

アニメーションPNGを出力する際に、アニメーションを何回ループ再生するかを設定します。
0に指定することで無限ループ設定となります。

連番画像を指定している場合、この設定は無効になります。

αチャンネルの追加(背景色の指定は無効) この項目にチェックを入れると、出力するファイルの背景が透過するよう、αチャンネルを付加します。
チェックを入れている場合、「背景色の指定」で任意の色を設定していても無効となり、透過されます。
背景色の指定 この項目にチェックを入れると、カラーピッカーで色を設定することで、レンダリング時の背景色を任意の色に設定できます。
「αチャンネルの追加」を有効している場合、この項目の設定は無効となります。
出力形式の変更

出力形式を設定します。

  • 連番画像
    1フレームに付き1枚のPNG画像として出力します。

  • 無圧縮AVI(最大4GB)
    無圧縮AVI(動画)ファイルとして出力します。
    出力時、4GB以上になる場合はエラーが発生します。

  • 無圧縮AVI2.0(サイズ無制限)
    AVI 2.0形式で出力します。
    サイズの制限はありません。
    OpenDML形式のファイルフォーマットとなります。
    AVI2.0形式が再生できるプレイヤーにてご確認ください。
  • アニメーションGIFで出力
    アニメーションGIFとして出力します。
    「αチャンネルの追加」は無効となり、背景色は透過されません。

  • アニメーションPNGで出力
    アニメーションPNGとして出力します。
  • アニメーションWebPで出力 
    ※Ver.6.6.3にて実装されました。
    アニメーションWebPとして出力します。
出力オプション
(アニメーションWebP選択時)

出力形式を”アニメーションWebP”に設定した場合項目が表示されます。ロスレス(劣化なし、低圧縮)、ロッシー(劣化あり、高圧縮)、ミックス(フレーム毎に自動判定) から選択可能です。

  • 圧縮タイプ:ロスレス(劣化なし、低圧縮)
    数値の設定で圧縮率の変更が可能です。数値をの調整で、画像の圧縮が行なえますが生成速度は遅くなります。
  • 圧縮タイプ:ロッシー(劣化あり、高圧縮)
    数値の設定で品質とサイズ、品質と速度の変更が可能です。数値をの調整で画像の生成圧縮率と変更品質の調整が可能です。
  • 圧縮タイプ:ミックス(フレーム毎に自動判定)
    フレーム毎に圧縮の調整が行われます。数値の設定で品質とサイズ、品質と速度の変更が可能です。数値をの調整で画像の生成圧縮率と変更品質の調整が可能です。
レンダリング領域拡張

上下左右、指定したピクセル分レンダリングする範囲を拡張することができます。

たとえば「上」に「100」を設定すると、上の縦幅を100ピクセル追加してレンダリングします。

画像サイズ

出力するファイルの画像サイズを指定します。

  • ピクセルで指定
    ピクセルで指定 出力する画像サイズをピクセル値で指定します。横・縦の数値を指定してください。

  • 比率で指定
    出力する画像サイズを、基準枠サイズに対する比率で指定します。
    たとえば縦・横ともに50と指定すると、基準枠が240×240の場合は120×120で出力されます。

  • アスペクト比を固定する
    このオプションをチェックして横幅・縦幅のいずれかの数値を指定すると、もう片方の入力欄に、基準枠のアスペクト比を維持した数値が自動入力されます。

各種ボタン

デフォルト設定から復帰 「デフォルト設定に適用」で保存した設定を反映します。
デフォルト設定に適用

現在の設定を「レンダリング」ウィンドウの「起動時の初期設定」として保存し、新たに作成するプロジェクトに初期設定として反映します。
保存される設定は以下となります。

  • アニメ名でフォルダを作る
  • 現在時刻のフォルダを作成する
  • αチャンネルの追加
  • 出力形式の変更
中止

進行中のレンダリングを中止します。

途中までのデータは出力されるため、中止後に出力フォルダを開き、出力されたデータが表示されます。

出力 設定にのっとり、レンダリングを開始します。
レンダリングが終了すると、出力先フォルダが開きます。
閉じる

「レンダリング」ウィンドウを閉じます。

ヘルプ

ウェブブラウザを開き、本ページを表示します。

関連ページ

出力方法

OPTPiX Labs Blog

レンダリング機能に関連するウィンドウ