株式会社ビーワークスについて
誌面デザイン・Web製作・そしてゲーム事業も手掛けられる株式会社ビーワークスさん。
自社ブランド「BEEWORKS GAMES」では、累計5,500万DLを誇る「なめこ栽培キット」シリーズを配信しています。
その「なめこ栽培キット」シリーズの10周年を記念して、シリーズに登場する“なめこ”1100種を集めた図鑑制作のクラウドファンディングが実施され、先日めでたく「なめこ栽培キット なめこ大図鑑」が刊行されました。
実はこの「なめこ栽培キット なめこ大図鑑」では、 OPTPiX ImageStudio(以下、「ImageStudio」)の「リマスター超解像機能」をご利用いただいているとのこと。
註: OPTPiX ImageStudio 8 の『リマスター超解像」は、機械学習による拡大処理に独自のテクノロジーを追加、ゲーム用素材に適した拡大を実現することで、ゲームタイトルのリマスター版開発を支援する機能です。
「なめこシリーズ」10周年でクラウドファンディング
『なめこ栽培キット』シリーズは2021年6月に10周年を迎えたスマホアプリです。
10年の間に同アプリに登場したなめこ、その数は1101種に及びます。しかし、それら1101種のなめこはシリーズをまたがって登場しているため、一堂に会することはなかったそう。
そこで、企画されたのが、すべてのなめこを網羅した『なめこ栽培キット なめこ大図鑑』(以下、「なめこ大図鑑」略)です。
この企画にあたり、クラウドファンディングを実施。めでたく目標の約7倍の支援を集め、2000部の「なめこ大図鑑」は製作されました。
ただこの「なめこ大図鑑」を製作されるにあたり、元々ゲーム用に作られたデータが256×256ピクセルのサイズだったこともあり、印刷品質に引き上げるのにどうやって拡大するか、という課題がありました。
株式会社ビーワークスで“なめこ”のデザインを手掛ける河合真吾さんにお話を伺いました。
画像拡大について検索して出てきたのが「ImageStudio 8」
河合氏:今回の「なめこ大図鑑」制作プロジェクトにあたり、ゲーム用に作られたデータを扱える高解像度化ツールを探したところ、普段からゲーム開発に使っていた OPTPiX ImageStudio 8 に『リマスター超解像』機能がついていることに気づきました。
普段から使っているツールなのに、存在に気付かなかったんでしょうか?
河合氏:はい。画像拡大について検索していたら、 ImageStudio を使った採用事例の記事でリマスターのお話を見つけまして…あれ? うちでも使ってるぞと。
河合氏:早速、ImageStudio を起動して、手元にあるデータでテストしたところ、良好な結果が得られました。その後、100枚単位で 256×256ピクセルのデータをを約950ピクセル程度に拡大するマクロを作成して実行しました。普段のデザイン業務で使っているPCとは別のPCで実行したので、作業自体は気が付いたら終わっていました。
河合氏:上の画像が、実際の縮小前と拡大後の画像です。
小さな画像は拡大しても全体的にぼやけた画像になってしまい、デザイナーによる手作業での修正が発生してしまうものですが、ImageStudio の機能1つで作業が終わりました。
超解像拡大後の画像の確認は、1枚1枚を目で確認する必要がありました。中には、ちょっとした筆漏れまできれいに拡大されてしまうケースもあったものの、全体の枚数から比べたら軽微な修正で済み、短時間で図鑑用の画像をそろえることができました。
『リマスター超解像』のトライアル
今回ご紹介した事例のように、『リマスター超解像』は、ゲーム開発にだけでなく、印刷物にもご利用いただくことができます。
みなさんのお手元にある画像リソースの有効活用に、ImageStudio はいかがでしょうか?もし、ご興味をお持ちいただけましたら、製品サイトをご覧ください。
すぐに試せるトライアルライセンスもご用意しています。
※本記事でご紹介した『なめこ大図鑑』はクラウドファンディング限定アイテムとなります。