Version.8.1.0 リリースノート (2019/09/26)

変更点

  • 一括処理で、PNGファイル保存時に「PNGオプティマイザー」の動作に一部制限があったのを撤廃しました。
  • 一括処理の処理終盤で、論理CPU数が多い環境の場合に実行パフォーマンスが低下する不具合を修正しました。
  • PSDファイルの保存で、レイヤー フォルダー構造が保存できるようになりました。
  • 「マクロの編集と実行」で、「マクロ ファイル読み込み」を行った場合、「単独機能を実行する」の動作パラメーターが復元されない不具合を修正しました。
  • その他、細かい不具合や各部の表記類が修正されています。

現在確認されている不具合

  • アルファチャンネルの付いた画像を減色する際、完全透明または完全不透明の領域の透明度が若干変化してしまう場合があります。
    今後のアップデートで、これらの領域を保護するオプションを追加する予定です。
  • Windowsの「画面のプロパティ」で、表示スケール(DPI)設定(「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更にする」)を「125%」や「150%」などに設定している場合、ImageStudioの「画像表示オプション」-「キャンバスの中央に表示」を有効にしていると、画像表示がわずかに乱れる現象が確認されています。
    「キャンバスの中央に表示」をオフにすることで、この問題を回避することができます。
  • Intel製のディスプレイ ドライバーを使用している環境において、1000ピクセルを超えるような大きな画像を開き、表示倍率を極端に小さく・大きく(5%、10%、3200%、5000%など)設定した場合、画像表示が乱れる現象が確認されています。
  • 「コントラスト調整」に不具合が確認されたため、現在のバージョンでは使用できないようにしました。今後のアップデートで修正・復活を予定しています。
  • 大半の画像調整およびフィルターは、現在のバージョンでは選択領域のみを処理できるようになっていません。今後のアップデートで対応予定です。
  • 「カラーチャート」の選択色は、選択範囲を「削除」または「切り取り」した際に塗りつぶす色として使われますが、それ以外の操作については現在のバージョンではほとんど行うことができません。
  • インデックスカラーのパレット操作は今のところ行うことができません。パレット操作については今後のアップデートで拡充を予定していますが、近年のご利用状況に応じ、OPTPiX imésta 7に比べて機能が制限される見込みです。細かいパレット操作を行う必要がある場合は、OPTPiX imésta 7の利用もご検討ください。

制限事項

対応ファイル形式について

現在のバージョンでは、読み込み・保存可能なファイル形式は下記の通りとなっています。
今後のアップデートでは、対応形式のさらなる拡充を予定していますが、OPTPiX imésta 7で対応していた一部の形式については、ご利用状況に応じた見直しを行い、対応を外しているものがあります。

ご利用の上で必要な形式がある場合、アンケート等でご要望および用途をお寄せください。

読み込み可能形式

  • ImageStudio 独自形式(.isdoc)
  • PNG
  • JPEG
  • WebP
  • GIF
  • TGA
  • Photoshopファイル(.psd)
  • Windowsビットマップ(.bmp)
  • PVR
  • PKM
  • ASTC
  • OpenEXR(.exr)
  • Radiance HDR(.hdr)
  • JpegXR(.jxr)

保存可能形式

  • ImageStudio 独自形式(.isdoc)
  • PNG
  • JPEG
  • WebP
  • GIF
  • TGA
  • Photoshopファイル(.psd) ※制限あり:後述
  • Windowsビットマップ(.bmp)
  • PVR
  • PKM
  • ASTC

ImageStudio 独自形式(.isdoc)では、タイムラインの状態など、編集画面上のほぼすべての情報を保存しておくことができます。

PSD形式での保存について、現在のバージョンでは動作に制限があります。「PSD形式への対応について」の章を参照してください。

タイムラインのアクションの状態について

タイムライン上のアクションに「!」マークが表示されている場合

その時点での画像形式に対して当該のアクションを適用できない状態であることを示しています
(例:テクスチャー形式の画像に対し、テクスチャー形式に対応していないフィルターを実行しようとしている)。

このような状況は、タイムラインの前方の段階に画像形式が変化するようなアクション(減色・テクスチャー圧縮など)を追加したり、アクションの貼り付け・読み込みなどを行うことで発生する可能性があります。

この場合、当該のアクションは単純にスキップされ、以降のアクションが引き続き適用されます。
マクロの実行においても、読み込んだファイルの画像形式に対して適用できないアクションが存在する場合は、エラーにはならず、当該アクションがスキップされます。

タイムライン上のアクションがグレーアウトされている場合

そのアクションは一時的に未適用状態となっています。タイムラインの前方にあるアクションがアクティブになっている状態で「アクションの変更」などを行うと発生することがあります。

これは、処理に時間のかかるアクションを操作のたびに毎回再実行するとパフォーマンス ダウンするため、アクティブなアクションより後ろにあるアクションの実行を省略した状態であることを示しています。

グレーアウトしているアクションは、クリックや「アクションの移動」などでアクティブにすることで実行され、表示やさらなる処理を行うことができるようになります。

比較表示モードについて

「比較表示モード」を「スライド表示」に設定しても、アクションの前後で画像のサイズが変化する場合(拡大縮小など)にはスライドバーは表示されず、比較は行えません。

環境設定について

環境設定の「一部のフィルター処理にGPU支援を使用する」をオンにすると、一部フィルター処理にGPU支援を使用し、高速な処理ができるようになります。

  • 現在のバージョンでは「ぼかし」フィルターのみがGPU支援に対応しています。
  • GPU支援を用いると、まれにディスプレイ ドライバーとの相性問題などにより、処理時に内部エラーが発生し、プログラムが不正終了する場合があります。このような症状が見られる場合は、同オプションをオフにしてご利用ください。
  • マクロ処理時には、同時処理によりディスプレイ ドライバー側で不具合を生じる事象が確認されたため、GPU支援は使用されません。
  • GPU支援による処理と通常のCPUによる処理、またはGPUのメーカーや型番が異なる環境同士などでは、浮動小数点の演算精度の違いにより、処理結果にわずかな差異を生じる可能性があります。

圧縮テクスチャー形式(PVRTC、ETC、ASTCなど)での保存について

「テクスチャー圧縮」コマンドを使用して画像をテクスチャー形式に変換した場合、「名前を付けて保存」でPVR形式・PKM形式・ASTC形式を選択することで、生成したテクスチャー形式をそのまま保存することができますが、すでに圧縮済みであるため、保存オプションから圧縮形式の変更などを行うことはできません。
(PVR形式で保存する場合、フォーマット バージョンの指定は行うことができます)

圧縮テクスチャー形式で保存したPVR・PKM・ASTCファイルをImageStudio 8で再度読み込んだ場合にも、元のテクスチャー形式を維持したまま読み込まれます。
これを再度ファイルに保存を行った場合、劣化することなく元のテクスチャー データを再現しますので、コンテナ形式のみを変更することができます。

過去のデータ資産を再利用する場合など、すでにテクスチャー圧縮されている画像に対して別形式でテクスチャー圧縮をやり直したい場合は、「編集」メニューの「画素形式の変更」-「RGB 8bit/Channel」を実行することで、テクスチャー圧縮の実行が可能なRGB8形式に変換されます。

MIPMAPへの対応について

現在のバージョンでは、MIPMAPの対応について以下の制限があります。

  • 「テクスチャー圧縮」コマンドでは、MIPMAP生成に対応していません。MIPMAP付きのテクスチャー データを作成したい場合は、圧縮前のデータをPVR形式で「名前を付けて保存」し、「MIPMAP自動生成」のチェックをオンにして保存してください。
  • MIPMAPを生成・保存したファイルを再読み込みすると、MIPMAP情報が再現されず、欠落します。作成したファイルを(内容確認以外の目的で)ImageStudioで再び読み込み・保存しないようにしてください。
  • OPTPiX ImageStudio 8で作成されるMIPMAPの品質は、OPTPiX imésta 7で生成されるものとは異なります。今後のアップデートにおいて品質の改良を予定しています。

レイヤーの扱いについて

Photoshopファイルを読み込んだ場合、ファイルに含まれているレイヤーも一緒に読み込まれます。

OPTPiX imésta 7までは、レイヤーは1枚ごとに別々の形式を持つことができ、また座標情報や階層を持つことができませんでしたが、OPTPiX ImageStudio 8では、Adobe Photoshopと同じく、すべてのレイヤーが同一の画素形式を持ち、ツリー階層で配置され、座標情報をもとに表示位置が決定されるようになりました。

レイヤーは表示のオンオフや移動・名前および不透明度の変更を行うことができ、isdoc形式・PSD形式であればレイヤー情報を持ったままでのファイルの保存も行えます。

現在のバージョンでは、レイヤーの追加や削除、レイヤー付き画像に対する減色以外のフィルターや画像調整の適用には対応しておらず、今後のアップデートで順次対応を計画しています。

「レイヤー統合」を行うとレイヤーの無い通常画像となり、画像処理も行うことができるようになります。

PSD形式への対応について

現在のバージョンでは、PSD形式への対応について次のような制限事項があります。

読み込み

イメージモードが「16bit/チャンネル」または「32bit/チャンネル」に設定されているPSDファイルを読み込む場合、レイヤー情報が読み込まれません。

インデックスカラーで透明領域を使用しているPSDファイルを読み込む場合、透明情報が読み込まれません。

保存

レイヤー情報のうち「フォルダー構造」の保存に未対応となっています。フォルダー構造を持ったデータを保存すると、フォルダー情報が失われ、すべてのレイヤーがトップレベルに配置されます。
また、フォルダーの表示状態とフォルダー内レイヤーの表示状態が異なっていた場合、フォルダーが失われることで、レイヤーの表示状態に影響が出る場合があります。例として、フォルダーを表示オフとした上で、フォルダー内のレイヤーを表示オンとしていた場合、元々は表示されなかったレイヤーが表示されるようになります。

今後のアップデートで、フォルダー構造の保存にも対応いたします。

階調変換した画像について

「減色および階調変換」で8ビット未満への階調変換(RGB565など)を行った画像に対して、大半のフィルターおよび画質調整を実行した場合、確認メッセージを表示した上で、結果がRGB888またはRGBA8888に戻された上での処理となり、元の階調は維持されません。
階調変換前の元画像に対してフィルターや画質調整を実行したあと、最終段階として階調変換を実施するようにしてください。
左右反転や90度単位での回転など、画素の変化が無い処理については階調を変化させることなく行うことができます。

また、8ビット未満の階調に変換した画像を、PNG形式やBMP形式などで保存した場合、そのファイルを次にImageStudioで読み込んだ際には元の階調情報は失われ、RGB888またはRGBA8888として扱われます。

16bit/HDR/グレースケール形式およびICCプロファイルへの対応について

現在のバージョンでは、グレースケールおよび16bit RGB/RGBA形式・HDR/HDRグレースケール形式など高ビット深度の画像データについては、読み込み時に8ビットRGBまたはインデックスカラーへの変換が行われます。

また、JPEGファイル・PNGファイル・PSDファイル・JXRファイルを読み込む際、ファイルにICCプロファイル(カラー プロファイル)が付与されていれば、sRGBカラー スペースへの変換を行ってから読み込みます。

今後のアップデートでは、これらのデータを直接扱えるよう機能強化を計画しています。

処理結果の同一性について

内部処理を大幅に変更しているため、ファイル保存や画像処理について、OPTPiX imésta 7の同等機能で行った出力結果とのデータ同一性は保証しておりません。

また、使用しているライブラリや開発環境・OSなどの違いにより、処理結果にわずかな差異を生じる可能性があり、今後のバージョン間やOSアップデート前後などでの厳密なピクセル一致も保証しておりませんのでご了承ください。