田中圭一のゲームっぽい日常 「一発ギャグ」の謎

一発ギャグという単語がある。
ギャグマンガのキャラクターやお笑い芸人が使う「決めフレーズ」のことだ。
小島よしおの「オッパッピー」とか、こまわりくんの「死刑!」などがそれだ。(例えが古くて恐縮です)

たいてい、おかしなポーズとおかしな表情で落とす「笑いの必殺技」である。そう、一発ギャグの多くは、その前後の話の脈絡に関係なく、その場のオチをつけるために発せられる。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2021/11/05 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 ウェブマンガのこれから

pixiv発のマンガ『ヲタクに恋は難しい』が累計(1巻~4巻)で420万部を超えたとのことである。作者のふじたさんについては、詳しい情報がネットでも見つからないのだが、おそらくそれまではアマチュアであったか、そうでなくともメジャー雑誌で連載を持っていたプロ作家ではなかったと思う。

今、少年ジャンプでデビューした新人でも、はじめての単行本で100万部を売ることは難しい。ここまでの大ヒット作ではないにせよ、50万部、30万部クラスのヒット作がネットの、それもpixivやTwitterという「無料で読めるメディア」から続々と誕生している。アニメ化されたりキャラクターグッズ化された作品もある。アマチュアとして趣味で描いていた人が、出版社への投稿や持ち込み→新人賞→雑誌掲載→連載、というプロセスをすべてすっ飛ばして、いきなり単行本、そして大ヒット→アニメ化→グッズ化という流れが生まれている。

マンガ家になる方法に、今までになかった「あらたな道」が見えてきているのだ。

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カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

CEDECでは、新しくなったSpriteStudioと、新しくなった・・・OPTPiX imésta!?

日本の夏、CEDECの夏。昨年も同じ枕を使った気がするんですが気にしないことに。さてなんだかスッキリしない天気が続きますが、例年通りであれば、CEDEC会期中の3日間は快晴。大自然が暑さに全ステ振り反面、今年のパシフィコもまた寒いんでしょうねぇ・・・

ってんで、今年のCEDECのセッションは、新しくなった OPTPiX SpriteStudio のコア機能、ボーンとメッシュを使ったキャラクターアニメーションの基礎を、予習と演習ハンズオンの2つでお送りします。

OPTPiX SpriteStudio Ver.6 の基礎 ~ ワークショップ予習編

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カテゴリー: イベント | タグ: , , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 裏切られる瞬間

このイラストはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

つい先日、とある女性の国会議員が、秘書を罵倒し暴力を振るっている(と思われる)音声が公開され話題になった。また、そのニュースについてコメントを求められた別の政治家が「女性だからニュースになっただけ。男の政治家には、あんなのはたくさんいる。」と発言して、これまた話題になった。

あの罵倒はそれなりに衝撃的ではあったが、サラリーマンを長くやっていると、時々ああいう行為が日常化している経営者や社長を見ることがある。

今ではネットの発達で音声が世に出てしまうこともあるようだが、例の国会議員の件や、似たような経営者の件について、これまで情報が外に漏れることは少なかった。なぜなら、議員と秘書の間にある程度の信頼関係があり、音声を録音して一般に公開することは信頼関係を裏切ることにもなるからだ。

では、その信頼関係とはなんなのだろう。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

Microsoftの新しい入力デバイス「Surface Dial」を自作Windowsアプリで使うには

開発担当の橋本孔明です。

昨年10月、Microsoftの発表会において、同社のフラグシップ タブレットPCとなるSurface Studioに加え、Surface Dialという新しい入力デバイスが発表されました。

オーディオ アンプのボリュームのような外観をしているSurface Dialは、主に回転入力を受け取って何らかのUI操作を行うためのデバイスですが、机の上に置いて使う通常の方式に加え、Surface Studio(およびシステム アップデートを行ったSurface BookとSurface Pro 4)の画面上に置いて使うことで、その位置に直接UI要素を表示し、直感的に操作できるというのが特徴です。

Microsoftのデモンストレーションでは、主にペイント系やベクター系のグラフィックス ツールと組み合わせ、ペンの太さや選択色といった操作コンテキストの切り替えに活用するストーリーが紹介されていました。

Surface Dialは、その名称や一部の紹介記事などにより、「対応するSurfaceシリーズと組み合わせないと使えない」という誤解をされている場合も見られるようですが、そのようなことはありません。Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607)以降であれば他のコンピューターでも問題無く使用することができます。Surfaceシリーズ以外での制限事項は「画面上に置く」使い方ができないことだけです。

去る6月15日、Surface StudioとともにSurface Dialも日本での正規取り扱いが開始され、10,000円強という価格で国内でも入手できるようになりました。 続きを読む

カテゴリー: 開発・プログラミング | タグ: , , , | 2020/06/16 更新