マンガ家という仕事柄、肩こりは慢性的に患っている。
といいつつも、じつは私、肩が凝っているという自覚はほとんどない。肩を触ってみて筋肉がゴリゴリに硬くなっていることに気がついて初めて「ああ、肩が凝っているんだな。」と感じるくらいだ。
さて、それとは別に私は子供の頃から時々「謎の頭痛」に苦しんできた。
前触れもなくある日突然その頭痛は襲ってきて、ほぼ丸一日苦しむのである。痛みがひどいと吐き気まで催す。学生時代や20代のころは、鎮痛剤も飲まずひたすら耐えていた。若さゆえか薬に頼って治すのは、なぜか「負け」だと思っていた。今にして思うとバカな判断である。
じつは、この頭痛の正体を私は30才を過ぎたあたりで知るのである。 続きを読む