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田中圭一のゲームっぽい日常 究極の脳内遊び

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とあるインタビューで某有名マンガ家さんがこんなことを言っていた。

「自分の作品には度しがたいような悪人は出てこない。そんな悪いヤツは自分の作品世界にいて欲しくないからだ。」

この記事を読んで、ものすごく共感した覚えがある。

さて、大学でマンガを教える立場になって、その難しさを実感している。マンガに限らずフィクションとか創作は、作者のインナーワールドで展開される「究極の脳内遊び」なのである。多くの人が現実逃避の手段として「こうなったらいいのに」という願望から脳内でキャラクターやストーリーや設定を作り出す。これをアウトプットすることが「物語を作って発表する」という行為だ。
なので、基本的に物語は、第一に「自分を満足させるもの」であり、次の段階として「読む人・観る人を満足させるもの」になる。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 夢のオタクシルバー産業

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オタクの第一世代は1955年〜1960年生まれくらいだろうから、そろそろ還暦を迎える人も出始めているはず。高齢化社会を迎える日本にあって、シルバー産業がオタク産業とくっつく日は、そう遠くない。推測だが、オタクな人たちの独身率は、一般のそれより高いと思うので、老後の介護や医療、そして死に関する問題はより切実なのではないかと思う。

こうしたシルバーオタクにむけたあらたなビジネスが、今後大きな市場を形成するのではないかと考えている。

そのひとつは「テーマパーク型オタク向け介護施設」である。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

京都府精華町と京都精華大学が連携協定を結びました

大和です。皆さんセイカ歩数計、使っていただいていますか?
私は健康に良いと言われている一日8,000歩にセットしていますが、達成は50%程度です。1日オフィスで作業だと、意識してもなかなか歩数が伸びません。とは言え、歩数計の良いところは身につけると意識して歩数が増えることですね。まだの方はぜひお試しください。
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さて、そのセイカ歩数計でもお世話になった京都府精華町さんと、コミPo! やOPTPiX SpriteStudio などでご縁の深い京都精華大学さんが、連携協力をするとのこと、これは同席しなければと思いゴールデンウィーク直前の京都へ行ってきました。
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カテゴリー: ウェブテクノロジ | タグ: , , , , , , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 バブルの舞台裏

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「政府は景気が回復しているというけれど、少しも実感することができない。」

これは、小泉政権のころからず〜っと世間で言われ続けていることだ。こんな話を聞くたびに私は周囲の人に「じゃあどうなったら景気が回復したと実感する?」と聞いている。様々な答えが返ってくるけれど、総合してみると「バブルの時代が戻ってくれば」というのが一般的なようだ。なるほど、好景気とはまさにあの時代を指して言うのだろう。

しかし冷静に考えてみてほしい、「バブル」と名前がついてることから、この好景気は「弾けることが前提」であり、決して人々を幸福にするものではないのだ。

ボクはよく20代の人から「あなた方はいいですよね。バブルの時代にいい思いをしたのでしょう。」と言われることがある。

しかし、あの時代ボクは社会人になったばかりで、いい思いなんかほとんどしちゃいないのだ。バブル期にいい思いをしたのは、経営者から課長ぐらいまでの管理職ではないだろうか?ペーペーの新人は、毎晩遅くまで残業し頻繁に休日出勤し、給与もボーナスも決して高いものではなかった。あの時代は、まだ完全週休2日でない会社も多く残っていたし、ブラック企業も横行していた。

あの当時、玩具問屋に勤めていた知人の体験談を紹介しよう。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 恐怖!憑依された人たち

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これは、知人のプランナーが体験した怪談話である。

彼……仮にAさんとしておこう。プランナーAさんは、ある出版社に「分冊百科」の企画を持ち込んだ。いわゆるディアゴスティーニのような、毎週パーツやDVDなどの付録の入った本が届いて百科事典や模型を完成させていく週刊誌だ。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新