田中圭一のゲームっぽい日常 頭痛が瞬時に消える「田中圭一式首筋ストレッチ」

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マンガ家という仕事柄、肩こりは慢性的に患っている。

といいつつも、じつは私、肩が凝っているという自覚はほとんどない。肩を触ってみて筋肉がゴリゴリに硬くなっていることに気がついて初めて「ああ、肩が凝っているんだな。」と感じるくらいだ。

さて、それとは別に私は子供の頃から時々「謎の頭痛」に苦しんできた。

前触れもなくある日突然その頭痛は襲ってきて、ほぼ丸一日苦しむのである。痛みがひどいと吐き気まで催す。学生時代や20代のころは、鎮痛剤も飲まずひたすら耐えていた。若さゆえか薬に頼って治すのは、なぜか「負け」だと思っていた。今にして思うとバカな判断である。

じつは、この頭痛の正体を私は30才を過ぎたあたりで知るのである。

私はこのころから筋トレを始めた。そして、その時多少なりとも筋肉について勉強してみた。

「肩こり」とは首と肩そして背筋を覆う筋肉「僧帽筋」が緊張することによって起こるものらしい。机に向い、長時間にわたって字を書いたり絵を描いたりしていると「僧帽筋」が硬くなり、それがさらに進むと「頭痛」を引き起こす、ということも知った。

そこでようやく私は「謎の頭痛」の正体に気がついたのであった。

どういうわけか肩こりを自覚しない体質だったため、「肩こり」→「ひどい肩こり」→「頭痛」と言うエスカレーションに思いが至らなかったのだ。なるほど頭痛がひどいときは、僧帽筋を触ると、びっくりするぐらいゴリゴリに固くなっている。筋トレで僧帽筋を鍛えると肩こりになりにくいと聞き、懸命にトレーニングをしたが、結局肩こりそのものがなくなることはなかった。デスクワークばかりする職業の宿命であろう。

その後もいろいろと試行錯誤は続けたが、やはり肩こりをなくす方法はみつからなかった。

結局のところたどり着いたのは、「頭痛を引き起こしている僧帽筋をストレッチによってほぐす」という手段である。今では、我流で編みだした「田中圭一式首筋ストレッチ」によって、ひどい頭痛でも、10分程度でほぼ解消することができる。我流なので、万人にお勧めすることはできないが、興味のある方は試してみてはどうだろうか?

※ このストレッチはあくまで自己流で医療や整体の知識に基づいたものではありません。あくまで自己責任の上でお試しください。症状がひどくなったり、首や肩に違和感を感じた場合は専門医に診てもらうことをお勧めします。

タグ | 2020/06/16 更新 |