OPTPiX SpriteStudio Ver.7.0 リリース!(5月18日 追記)

SpriteStudio 開発マネージャの遠藤です。

このたび、 SpriteStudio は約5年ぶりのメジャーアップデートとなる Ver.7.0 をリリースしました。
いち早くお届けするため、まずは Windows 版を先行公開いたします。
Mac 版は4月末の公開を目指して現在鋭意テスト中です。Mac ユーザーの方はもうしばらくお待ち下さい!

※5月18日追記:SpriteStudio mac版も公開されました!ぜひ活用してみてください。
OPTPiX SpriteStudio ver.7.0 mac 版のリリースノートはこちら

Ver.7.0 の紹介に入る前に、 OPTPiX SpriteStudio で一体どういうことが出来るのか教えてほしい!
という方は、是非製品ページもご覧になってみてください。 

Ver.7.0 の概要

OPTPiX SpriteStudio Ver.7.0 は、 Ver.6 からGUIのフレームワークを一新!
ユーザビリティに関わる様々な改善が行われました。

具体的な改善点をいくつかご紹介します。

レスポンスの改善

まず、アプリケーションの起動速度が、 Ver.6 と比べておよそ8倍高速化しています。
これによりUI全般の反応速度が向上し、操作が快適になりました。
また、ちょっとしたポップアップの操作感や挙動は、GUIフレームワークを入れ替えたことでより自然な動きに変わりました

ウィンドウの整理と自由なレイアウト

普段使わないウィンドウはタブ化し、必要に応じて簡単に切り替えることができるようになりました。
さらに、例えばカーブエディタや通知ウィンドウなどのメインウィンドウにドッキングできる場所や、ドッキング対象となるウィンドウも増えました。
セルリストと切り替え方式だったアニメリストはインスタンスリストとして独立し、これも任意の場所に配置できます。

Ver.7.0 では、同時に使うことが少ない以下のウィンドウは初期状態でタブ化されています。

  • セルマップとレイアウト
  • アトリビュートとレイアウト情報
  • フレームコントロールとカーブエディタ
SpriteStudio ver.7.0.0 のメインウインドウ

SpriteStudio ver.7.0.0 のメインウインドウ

アクセシビリティの向上

フローティングツールバー

レイアウト・セルマップ・カーブエディタをツールボタンから分離して、任意の位置に配置できるようになりました。
ツールボタンから分離後、ウィンドウ幅に応じて折り返して配置されるため、隠れることなく、よく使うボタンへのアクセスが快適になっています。

ポップアップ入力

従来のUIよりスピーディーに入力できるようになりました。
フレームコントロールではキーをダブルクリックするとその場にポップアップし入力できます。
セルリスト・インスタンスリストのアイテムサイズ変更などは環境設定に移動せず、ウィンドウ上部で変更できます。

拡張アトリビュート編集のウィンドウをモードレス化

ウィンドウを開いたままフレーム移動やアニメーションの編集が可能になりました。
シェーダーやユーザーデータ編集だけでなく、パーツカラー、頂点変形、インスタンスなどの拡張アトリビュート編集はすべてモードレス化しています。
複数アニメーションの重ね描画も同様で、閉じること無く変更を確認することができます。

配置の工夫

フレームコントロールの再生ボタン類が上部に移動するなど、レイアウトからのアクセスにも配慮した配置にしています。

カーブエディタの強化

任意のパーツ、任意のアトリビュートのキーを同時に表示し、編集できるようにしました。 パーツ、アトリビュートの指定は常時表示されたツリー、またはグラフ上のキーをクリックすることで行なえます。

※今回の動画では、2つのパーツ・X座標と不透明度のアトリビュートのカーブを表示しています。

64bit対応

アプリケーションの64bit化により使用可能なメモリ容量の4GB制限が無くなり、理論上2TBまで利用可能になります。 4Kなどの高解像度テクスチャ(64MB)を複数含むプロジェクトにおいてもメモリ不足にならず安定動作します。(※利用環境のメモリ搭載量に依存) また、macOS Catalina 10.15 以降でネイティブアプリとして動作します。(※Mac版は4月末リリース予定です)

その他

他にも様々な改善がなされています。 詳しくはリリースノートをご覧ください。


互換性について

Ver.7.0 では Ver.6 のデータを読み込み、Ver.6.6.4 相当のフォーマットで保存することができます。
したがって Ver.7.0 で保存したデータは Ver.6 用の各種SDK/プレイヤーで使用することができます。


今後のアップデート

今回のアップデートによって、将来の機能追加、最新OS、特にmacOSへの迅速なサポートを可能にする下地が出来ました。

これまで頂いていた要望も含めて、次回のアップデートから本格的な新機能の追加を行っていく予定です。 GW明けから早速次のアップデートに向けて動き出し、夏頃を目標に更に進化したSpriteStudioをお届けしたいと考えています。

どうぞご期待ください!

OPTPiX SpriteStudio 製品ページ
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今回の動画で利用したサンプルデータ

先日追加されたばかりの、CRI・ミドルウェアの広報兼マスコットキャラクター「りんご」のアニメーションデータを使用しています!
りんごのサンプルデータ
気になった方はぜひダウンロードしてみてください!

タグ , , | 2022/05/18 更新 |