OPTPiX SpriteStudio開発チームの小泉です。
OPTPiX SpriteStudio5.5のアップデートが7月に配信され、目玉機能の1つであるエフェクトを触っていらっしゃる方もいるのではないかと思います。
しかし、エフェクトの再生に対応したSS5Playerが無かったため、アプリに組み込むのが難しい状況でした。
今回はアプリやゲームに組み込むためのプレイヤープログラム、『SS5Player』各種の状況についてご報告いたします。
『SSPlayer』各種について
SpriteStudioSDK
エフェクト機能に対応したVer1.5.0を公開いたしました。
- SpriteStudioSDK Ver1.5.0(GitHubリポジトリ)
SDKに含まれるSs5Converterは、この後ご紹介するSS5Player for Cocos2d-xやssbpLibで使用しますので、これらのプレイヤープログラムを使用する場合SDKを取得する必要があります。
注意点として、SSSDKの前バージョン『SSSDK1.4.6』からssbpファイルのフォーマットが変更になり互換性がなくなりました。
何らかの都合によってssbpファイルのフォーマットを変更できない場合は、『SSSDK』とプレイヤープログラムの『SS5Player』のアップデートを行わずにそのまま使用していただくことを検討してください。
互換性のないファイルのアップデートに関する注意点
既にゲームが運営されていてアニメーションファイルをユーザーへ配信している場合、ユーザーの端末のアニメーションファイルとゲーム側のプレイヤープログラムに互換性がなくなってしまうため、アニメーションが再生できなくなります。
これは、この後ご紹介するSS5Player for Unityのアップデートについても同様です。
ご注意ください。
SS5Player for Cocos2d-x
エフェクト機能に対応したVer1.1.0を公開いたしました。
- SS5Player for Cocos2d-x Ver1.1.0(GitHubリポジトリ)
Cocos2d-x Ver3.8とCocos2d-x Ver2.6で動作するプレイヤープログラムが含まれています。
ssbpLib
エフェクト機能に対応したVer1.1.0を公開いたしました。
- ssbpLib Ver1.1.0(GitHubリポジトリ)
DXライブラリで動作するプレイヤープログラムが含まれています。
こちらは内部処理をssbpLibの前バージョン『ssbpLib1.0.1』から大きく改修しました。
これによって3Dを使用してスプライトを表示するフレームワークとの親和性が高くなり、使用できるアトリビュートが増えました。
SS5Player for Unity
- SS5Player for Unity(GitHubリポジトリ)
現在、エフェクト機能への対応作業をしており、Ver1.3.0として11月中頃に公開する予定です。
注意点として、エフェクト機能の対応に合わせて大幅なファイル構造の見直し、最適化を行っているため、現バージョン1.2.x系とは互換性がなくなります。
何らかの都合によってprefabファイルのフォーマットを変更できない場合は、『SS5Player for Unity』のアップデートを行わずにそのまま使用していただくことを検討してください。
- SS5Player for Unityのアップデートを行うと、アニメーションが再生できなくなります。詳しくは、先にご紹介したSpriteStudioSDKの節の中にて、まとめました。併せてご確認ください。
SS5Player for Unreal Engine 4
- SS5Player for Unreal Engine 4(GitHubリポジトリ)
現在、エフェクト機能への対応作業をしており、Ver1.1.0として12月末頃に公開する予定です。
こちらはVer1.0.x系のインポートファイルと互換性を持たせることができる予定です。
エフェクト機能を使用する際の注意点
エフェクト用バッファの確保時間がアニメーション内のエフェクトパーツ数に依存します。
エフェクトの性質上、意図せず大量のスプライトを表示させてしまうことがあるため、実際にターゲットマシンで表示させてパフォーマンスを確認してください。
最後に
UnityやUnreal Engine 4のプレイヤープログラムの提供を開始しましたら、また改めてご報告いたします。
エフェクト機能を使用することで、デザイナーさんの表現できる幅がさらに広がることは間違いありません。
アプリやゲームで使っていただけるように現在作業しておりますので、もう少しお待ちいただければと思います。