OPTPiX SpriteStudio開発チームの小泉です。
さて、今回ご紹介するのは福島県郡山市にあるWiZ専門学校 国際情報工科大学校さんで、C++ゲームプログラミングの教材として開発されたDxBase2015フレームワークです。
このフレームワークは、教育用、および学生さんがゲーム作品を制作するために作られたもので、ゲーム制作に特化した非常に洗練された設計になっています。
ソースコードはGitHub(https://github.com/WiZFramework/DxBase2015)で公開されているので、ゲームプログラムを勉強したい、フレームワークに興味がある、という方には非常に参考になるのではないでしょうか。しかも、卒業生でなくても商業利用OKとのことです。太っ腹!
なんとこのフレームワークを使用した学生さんの作品が「日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門」の優秀賞を受賞したそうです。
凄い!おめでとうございます!!
さて、そんなDxBase2015フレームワークですが、OPTPiX SpriteStudioのアニメーションに対応していただきました。
SpriteStudioに対応ということで、これはぜひ皆さんにも紹介せねば!という気持ちでいっぱいでございます。
SpriteStudioを使ったサンプルプログラムのご紹介
DxBase2015フレームワークはWindows用の3Dゲームが作れるフレームワークです。
3DでSpriteStudioをどう使うの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、SS5Player for UnityやSS5Player for Unreal Engine 4などの3Dエンジンにプレイヤーを提供したのにはわけがあります。
実は3DゲームとSpriteStudioのアニメは相性がいいんです。
DxBase2015フレームワークにはサンプルプログラムとして弊社の「こみぽちゃん」を操作できるプロジェクトが含まれています。
それではどんな感じか見てみましょう。
3D空間のなかをこみぽちゃんが歩きます。はい、こんな感じです。
なんと出っ張った地面にも乗れちゃいます!
違和感なく3D空間に2Dのキャラクターが共存していますね。いい感じです。
ポリゴンのモデルでキャラクターを作成するのも1つの方法ですが、SpriteStudioを使うことでより親しみやすい2Dのキャラクターをゲームに登場させることができます。
でも斜めから見たらペラい人になってしまうので注意が必要です。
厚みがないので、カメラを動かすような演出を行う場合は工夫が必要です。
他にメニューやゲーム中の情報表示などのUIにもSpriteStudioは活用できるでしょう。
フレームワークの詳しい使用方法は、付属しているドキュメントを参照してみてください。
教材で使用しているということで、かなり丁寧に解説が書かれております。
最後に
今回ご紹介したDxBase2015フレームワークはいかがでしたか?
ゲームエンジンが主流な近頃ですが、興味のある方はぜひ触ってみてください。
- この記事で紹介した画像は、DxBase2015フレームワークのドキュメントに含まれているものです。
- DxBase2015のライセンスについては、同ドキュメントをご確認ください。