私は常々思っている。
たらこスパゲティを考えた人を胴上げしてあげたい。
イタリア料理の代表であるスパゲティに、和食の定番食材であるたらこ、普通に考えたら組み合わせるなんて発想は絶対に出てこない。そのくらい離れた場所にあるふたつの食材を組み合わせてみると、想像以上に美味しい創作料理が誕生したのだ。 続きを読む
私は常々思っている。
たらこスパゲティを考えた人を胴上げしてあげたい。
イタリア料理の代表であるスパゲティに、和食の定番食材であるたらこ、普通に考えたら組み合わせるなんて発想は絶対に出てこない。そのくらい離れた場所にあるふたつの食材を組み合わせてみると、想像以上に美味しい創作料理が誕生したのだ。 続きを読む
30年以上マンガ家を続けて来て、常々思っていることがある。
マンガ家の勝ち組と負け組を分けるボーダーラインは「1冊あたり30万部を売った実績があるかどうか」だ。
累計ではなく1冊で30万部だ。一度でもそれを達成した人は、作品ではなく作家名を読者から覚えてもらえる。(それ以下だと作品名しか覚えてもらえない。) 続きを読む
一発ギャグという単語がある。
ギャグマンガのキャラクターやお笑い芸人が使う「決めフレーズ」のことだ。
小島よしおの「オッパッピー」とか、こまわりくんの「死刑!」などがそれだ。(例えが古くて恐縮です)
たいてい、おかしなポーズとおかしな表情で落とす「笑いの必殺技」である。そう、一発ギャグの多くは、その前後の話の脈絡に関係なく、その場のオチをつけるために発せられる。 続きを読む
pixiv発のマンガ『ヲタクに恋は難しい』が累計(1巻~4巻)で420万部を超えたとのことである。作者のふじたさんについては、詳しい情報がネットでも見つからないのだが、おそらくそれまではアマチュアであったか、そうでなくともメジャー雑誌で連載を持っていたプロ作家ではなかったと思う。
今、少年ジャンプでデビューした新人でも、はじめての単行本で100万部を売ることは難しい。ここまでの大ヒット作ではないにせよ、50万部、30万部クラスのヒット作がネットの、それもpixivやTwitterという「無料で読めるメディア」から続々と誕生している。アニメ化されたりキャラクターグッズ化された作品もある。アマチュアとして趣味で描いていた人が、出版社への投稿や持ち込み→新人賞→雑誌掲載→連載、というプロセスをすべてすっ飛ばして、いきなり単行本、そして大ヒット→アニメ化→グッズ化という流れが生まれている。
マンガ家になる方法に、今までになかった「あらたな道」が見えてきているのだ。
つい先日、とある女性の国会議員が、秘書を罵倒し暴力を振るっている(と思われる)音声が公開され話題になった。また、そのニュースについてコメントを求められた別の政治家が「女性だからニュースになっただけ。男の政治家には、あんなのはたくさんいる。」と発言して、これまた話題になった。
あの罵倒はそれなりに衝撃的ではあったが、サラリーマンを長くやっていると、時々ああいう行為が日常化している経営者や社長を見ることがある。
今ではネットの発達で音声が世に出てしまうこともあるようだが、例の国会議員の件や、似たような経営者の件について、これまで情報が外に漏れることは少なかった。なぜなら、議員と秘書の間にある程度の信頼関係があり、音声を録音して一般に公開することは信頼関係を裏切ることにもなるからだ。
では、その信頼関係とはなんなのだろう。 続きを読む