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田中圭一のゲームっぽい日常 巨大ヒーロー特撮番組 その大いなる謎

『ウルトラマン』は1966年に放映が始まった日本初の巨大ヒーロー特撮番組である。(※正確にはほぼ同時期に巨大ヒーロー特撮番組『マグマ大使』も放映を開始しているのだが、同着で日本初とする。)

現在に至るまで新作が作られ続けている日本の特撮番組の金字塔と言っていい作品だ。

さて、このウルトラマンの凄い点は、2016年の最新作『ウルトラマンオーブ』に至るまで、以下に列記する基本設定やストーリーフォーマットにほとんど違いが無い点だ。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 大人になってもジジイになっても好きになれないヤツ

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ボクは、食べ物に関しては好き嫌いがほとんどない子供だった。
だからといって子供が嫌うテッパンの食材であるニンジンやピーマンが好物だったわけではない。食卓に並べば残さず食べてはいたが、たいして美味しくないな、と思いながらもぐもぐやっていた。

特に子供のころ苦手だったのは酢の物だった。
きゅうりとワカメの酢の物は、しばしば食卓に並んだ。ムダに酸っぱい感じとワカメのヌルっとした食感がダメだった。もちろん、食べ残すことはなかったが、母親に進んでオーダーするようなことは絶対になかった。

同じように子供のころ苦手だったのは、ひじき(味も食感も中途半端)、ふき(繊維が気になってやな感じ)、こんにゃく(食べ物っぽくない食感がダメ)、高野豆腐(スポンジっぽい食感がイヤ)、そうめん(のどごしがキライ)、れんこん(しゃきしゃきした歯ごたえが食べ物らしくない。あと、味がない)、などなど・・・繰り返し言うが、だからと言って食べなかったわけではない。食感や味が嫌いだと思っても、空腹の方が勝ってしまい、しっかり食べていた。

それから40年近い年月が過ぎ、もう初老の域に入ったボクの味覚は大きく変わった。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 笑いのトレンドはループする

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名前は伏せるが3年ほど前に、若い人を中心にヒットしたギャグマンガがあった。シリアスな絵で格好いい主人公が活躍するギャグマンガ。ここ10年ほど絶えて久しい「クール系ギャグマンガ」だった。

しかしながら、私の周囲のマンガ読みや評論家は、その作品を評価しなかった。「なんら新しさを感じない。あれは過去にあった○○という作品の焼き直しだ。」というワケだ。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 アイドルが必要とされる時

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子供のころから、ずっとアイドルにはハマらなかった。

中学生にもなると、クラスメイトたちがアイドル歌手やら俳優に夢中になり、プロマイドやらミニポスターを学校に持ってきては、そのアイドルがいかに魅力的なのかを熱く語りあっていたが、ボクはそれを横目で見つつ、しらけた気分でこう思っていた。

「どんなに好きになったところで、そのアイドルとお付き合いできるわけでもないし、そんな手の届かない場所にいる異性に、どうして夢中になれるのか?」と。

そして同時に「アイドルに夢中になる時間と情熱があるのなら、手の届く場所にいる異性にそれを振り向けた方が現実的だ。」と考え、一貫してお付き合いが可能な距離にいる異性(クラスの女子など)にしかボクは興味を持たなかった。

考えてみたら、ボクにとって恋愛とは「会話が可能であること」が大前提だったのだ。スクリーンやTV画面の向こう側から話しかけてくるアイドルとはそれが成立するはずもなかった。

この考えは20代も30代も変わらなかった。

ところが40代後半のある日を境に、ボクはとあるアイドルにハマってしまった。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新

田中圭一のゲームっぽい日常 なんのために叱るのか

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大学で学生を教える立場になって、あらためて「叱る」という行為が、すごく無意味であるように思いはじめた。思えば、サラリーマンを30年もやっているが、私が上司から叱られた回数は軽く100回を超えると思う。だが、思い起こすにこれらの経験がサラリーマン田中圭一の成長の糧になったのか、少々疑問である。

上司が部下を叱る場面を何度となく見てきたが、必ずいくつかのお決まりフレーズがある。

「何度言ったらわかるんだ?」

「なぜ、こんな簡単なことができないんだ?」

「こんなことしたらダメだって、オレは前から言ってたよな?」

「やる気がないんだったらそう言ってくれ。他のヤツにまかせるから。」

・・・などなど、ミスした部下を追い詰めるフレーズが多いような気がする。それをもって「叱る」というのであれば、あえて問いたい、「何を目的として部下を叱るの?」と。

部下の能力をアップさせ、戦力になるように育てること。結果、組織全体を強力にしてミッションを高い精度で達成できるようにすること。・・・これが目的であれば、部下を無駄に追い詰めることは無意味どころか有害だ。 続きを読む

カテゴリー: 田中圭一のゲームっぽい日常 | タグ: , | 2020/06/16 更新