R&D部の西田です。
今回は、主にスマートフォンアプリケーションの開発者、およびWEBアプリケーション(特にHTML5)の開発者に向けてTizenについて紹介します。
Tizenとは、スマートフォンなどのモバイル端末向けに開発されているモバイルプラットフォームであり、MeeGoの後継としてLinux Foundationによって推進されています。(車載向けのTizen IVIというものもあります)
開発はTizen Associationによって進められており、SamsungやSprint、日本ではNECやNTTドコモ、パナソニックなどが参画しています。
TizenはHTML5を中心としたアーキテクチャで構成されており、アップストリーム・ファースト※1、フルオープンソース、マルチプラットフォーム、マルチデバイスを特徴としています。
iOSやAndroidのライバルになりえるか?とひそかに注目されているTizenですが、まずは Tizen SDK 2.0 Alpha(Windows版) のインストール方法から見てみましょう。
※1:オープンソースソフトウェアを製品に組み込む際に、ソースコードの修正を直接製品にあてるのではなく、元のオープンソースプロジェクトにあててから、それが組み込まれたソースコードを製品に用いること。
Tizen SDK 2.0 Alpha のダウンロード
※ ページ構成が変わり、現在はSDK単体提供はされていないようです。下記は記事公開当時の情報です。
まずはTizenのホームページ (https://www.tizen.org/) にアクセスします。
“DOWNLOAD THE SDK” をクリックしてTizen SDKのダウンロードページに遷移します。
自分の環境に合ったPlatformを選択してインストーラーを選択しダウンロードします。
Tizen SDK 2.0 Alpha のインストール
Tizen SDK 2.0 AlphaではOracle® Java v7が必要になります。
Tizen SDK 2.0 Alphaのインストールの前に、Oracleのダウンロードページから自分の環境に合ったJDKをインストールしてください。
JDKのインストールが終わったら、ダウンロードしたTizen SDK 2.0 Alphaのインストーラーを実行してください。
次へ
“License Agreement” をちゃんと読んで、同意したら “I accept the terms of this agreement.” にチェックを入れて次へ
次へ
インストールが始まります。
インストールは少し時間がかかり、まれに途中で失敗することがあります。
失敗した場合でも、再度インストーラーを起動してインストールを開始すると続きから再開されます。
これで、インストールは終わりです。
エミュレーターやIDEがインストールされますのでこれだけで開発できます。
次は Tizen SDK 2.0 Alpha のエミュレーターの使い方 について紹介します。