「ファッションECサミット2023」セミナーレポート:月額3.9万円から使えるSmartJPEGを使った”快適な購買体験”の作り方~「軽くてキレイ」こだわりの画像軽量化~

2023年6月22日、今年のファッションEC アワードを受賞したファッション企業が集まる「ファッションEC サミット」が開催され、エクセレント賞を受賞した株式会社アダストリアや、フォーカス賞を受賞した株式会社newn、株式会社パルなど、EC サイト運営において最先端を走る企業がEC 戦略についてプレゼンを行った。また、裏から支える注目サービスのプレゼンリレーが行われ、CRI・ミドルウェアの画像軽量化ツール「SmartJPEG」の、こだわり機能について紹介した。

登壇者
CRI・ミドルウェア SmartJPEG セールスリード
三上夏代

めんどくさくない!ローカロリーで導入できる画像軽量化ツール

今回アワードを受賞したPAL CLOSET(パルクローゼット)をはじめ、UX に配慮したEC サイトづくりに取り組んでいる企業では数年前から取り入れられている「SmartJPEG」。新たなツールの導入にあたっては、「効果が期待できても導入に時間がかかるのは嫌」「かけた予算が期待通りの効果を生むのか不安」という点からハードルの高さを感じる担当者も多いという。

三上:

最近ではスモールスタートがより簡単にできるデスクトップアプリ版をリリースしました。面倒な社内調整や構築が不要なのですぐに「キレイ」で「軽い」を実現できます。

ファッションECサイトが「キレイで軽い」ことの重要性とは?

EC サイトで買い物をする消費者はサイト内に掲載されている画像や動画を重視し、その情報をもとにEC サイトの利用を決める人が大多数を占めている。また、ページの表示に3秒以上かかると離脱可能性が非常に高まることも、このデータから分かる。

近年ではサイトの情報を充実させることが購入につながることから、EC サイトで使われる情報量は増加している。ファッションEC に関しても昔に比べると画像枚数やサイズも増え、大きくて生地の質感や色など、わかりやすい画像がSEO的にも「良いサイト」と判断される傾向にある。
また、キレイな画像は購買意欲を高めることもわかっており、画質がキレイな画像の需要は高まっている。

三上:

EC サイトで購入をする際に画像を重視するという人が70%以上いるという調査結果からも、キレイな画像は「欲しい、買いたい」という気持ちを盛り上げる大事な要素です。

ユーザビリティ低下や管理コスト高に悩むEC運営に画像軽量化施策が有効

写真映えを意識した画像や、素材感を伝えるために繊細な描写を持つ画像は情報量が多いとされる。そのためECサイト全体が重く、表示時間がかかることでユーザビリティが低下する。また、画像が重いことでインフラコストが上がり、せっかく売上を高めても利益に悪影響を与えてしまう可能性がある。

三上:

画像の軽量化は、売り上げアップと利益率アップの両側面からの取り組みとしておすすめです。
画像を軽くすることでサイトのユーザビリティを高め、離脱を防ぐことでサイト内回遊・購買につながっていきます。一見、地道な施策ですが積み重ねが大切な施策になります。また、CDN や配信・インフラコスト削減などは効果がすぐ現れますので、利益率アップにも良い結果をもたらすことができます。

画質と画像容量はトレードオフ?「キレイ」と「軽い」を両立する方法

「画像を軽くしよう!」 そう思ったときに、ここで初めて気づく課題で「画像クオリティ問題」がある。シアーな素材など繊細な描写を持つ画像では、モアレが出てしまわないような画像処理に注意が必要となる。EC サイトで使われる画像は、商品そのものだけではなく、背景や人物の有無、色といったさまざまな情報が混在している。そのため、これらを考慮せず、一辺倒な画像圧縮をすることは画質の低下を招いてしまう。

三上:

左側2枚はいわゆる情報量の多い画像です。(細かい柄のシャツや、ロケ写真の背景に葉っぱなど細かい描写がついている)「SmartJPEG」はこれらの写真を「圧縮しすぎるのは危険」と自動で判断し、最適な圧縮率で処理をしています。反対に、右の白いブラウスの画像は情報量が少なく、劣化が目立ちにくいため強く圧縮をかけても画質に問題ありません。

三上:

このような判断を人が行うには画像処理のノウハウを持った人が一枚一枚の画像を手動で処理する必要があるため、非常に高コストになります。

「SmartJPEG」は我々が25年以上にわたって研究開発してきた画像圧縮の技術を用いています。撮影写真のクオリティを犠牲にすることなく、画像の画質を揃え、メリハリある軽量化を行います。

導入事例

■ ダイアナ株式会社

ダイアナシューズドットコムの事例では、1500px の大きな撮影画像を、画質を維持したまま画像容量を削減することに成功。この画像は90% 削減とかなり上手く圧縮ができた事例ではあるが、多くの場合50%~70% 削減でき、たいていの場合において大幅に容量を削減することができている。

三上:

ご担当者様からは操作が簡単でわかりやすいことや、利用開始までがスムーズなど、導入に障壁がなかった点をご評価いただきました。

■ キャロットカンパニー

画質を維持したまま、全体で画像容量を50%以上削減することができ、サイト上での画像表示速度も改善した上に、以前は4~5時間かかっていた画像処理作業が30分程度に工数削減できたという。

三上:

どんなに効率的に容量を軽くできたとしても、画質が良くなければ意味がないと考えていたご担当者様も、この結果にご満足いただけています。

プラットフォーム問わず導入ができる「SmartJPEG」

「SmartJPEG」ではすぐに導入されたい方向けのデスクトップアプリ版やPhotoshop プラグイン版、大規模EC サイト向けのサーバー組込み版やAWS 連携版など、プラットフォームや目的によっていくつかの選択肢が用意されている。

三上:

スピーディに施策を進めたい企業は、まずはデスクトップ版で導入がおすすめです。その後、リプレイス時にサーバー組込みへ拡張するなど運用状況に合わせてご案内しますので、システム周りのご不安がある方でもお気軽にご相談ください。

「SmartJPEG for Desktop」 ハンズオンセミナー開催 2ヶ月間無料で使える特典つき

お客様ご自身のパソコン(Windows、Mac)を用いたハンズオンセミナーを開催いたします。画像加工の悩みのタネである「加工コスト」「業務効率」「スピード」「クオリティ」がSmartJPEGを使用することでどのように変化するか?ぜひ参加して体験してください。

参加費

無料

日程 2023年6月27日 (火) 15:00 - 17:00 (オンライン開催)
2023年6月29日 (木)16:30 - 17:30(当社渋谷オフィスにて開催、開場16時)
 * 7月も開催!詳細はWebページをご覧ください。
特典 パソコンにインストールしたSmartJPEG for Desktop は2ヶ月間無料で使用することができます。
ご参加お待ちしています。

取材日:2023年6月22日
記事公開日:2023年6月26日
所属組織、業務内容、写真、発表内容等は取材当時のものです。

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