シーケンス機能

シーケンス機能は複数のアニメーションをつなげて再生する機能です。
連続技のような複数のアニメーションをつなげて1つのアニメーション的に見せたい物や、ジャンプのようにジャンプ中は状況により長さを帰るためにループモーションとしたい場合などの繰り返し動作が挟まるものなどの作成がしやすくなります。

シーケンス機能とは

シーケンス機能は複数のアニメーションを繋ぎ、1つのアニメーションとして再生させる機能です。
また、ゲーム実装時に途中のパターンはボタンを押した長さだけループさせたいので分割したファイルを作成した際に、アニメーションをつないでチェックを行う時などにも使用できます。

  • 途中アニメーションのループ回数順番の入れ替えなどが容易
  • データサイズを小さくできる

シーケンス機能を使う場面

例としてジャンプのアニメーションの流れ、
 ジャンプ開始(踏み切り) > ジャンプ中 > ジャンプ終了(着地)
の場面について説明します。

実際にゲームに使う場合、ジャンプ中のモーションはボタンを押してる長さに合わせたループのアニメーションで行い、ジャンプ開始、ジャンプ中とジャンプ終了は別々のアニメーションで準備します。

jump_in:ジャンプ開始
(ボタン押した時 1回のみ)

jump_wait:ジャンプ中
(ジャンプ中ループ)

jump_out:ジャンプ終了
(着地する瞬間のみ)

ですが、別々に作成しているとアニメーションがうまくつながらなかったりする場合があります。この別々に作ったアニメをつなぎ合わせて表示できるようになるものが、シーケンス機能になります。

上のアニメーションを下画像のように並べて再生できます。

シーケンス機能のメリット

シーケンス機能は複数のアニメーションを繋ぎ、1つのアニメーションとして再生させる機能です。
シーケンス機能には以下のような特徴があります。

  • 複数のアニメーションを連続して繋ぐシンプルな構造
  • 途中アニメーションのループ回数順番の入れ替えなどが容易
  • データサイズを小さくできる

シーケンスアニメーションの作成方法

シーケンスアニメーションの作成から設定方法を説明します。
シーケンスアニメーションを作成するには、1つ以上のアニメーションが必要です。

シーケンスファイルを作成する

シーケンスファイルである .ssqe はシーケンスデータを格納する専用のファイルです。
1つのシーケンスファイル内には複数のシーケンスアニメーションを保持することが出来ます。

1.シーケンスファイルである.ssqeファイルを作成します。

プロジェクトウィンドウのシーケンスを右クリックし、”新規作成”で作成します。

2.シーケンスデータが表示されることを確認

シーケンスファイルを作成すると、その中にのアイコンが表示されたシーケンスデータが表示されます。このシーケンスデータ1つに1シーケンスアニメーションが収められます。シーケンスデータはシーケンスファイルである.ssqe内に複数収めることが可能ですのでシーケンスを増やしたい場合は”追加”もしくは”複製”します。

3.シーケンスアニメーションの設定をします。

プロジェクトウィンドウのシーケンスデータを右クリックし、”編集”を選択します。

シーケンスエディタ

シーケンスアニメーションの編集ウィンドウは以下のような構成になっています。

番号 管理番号です。
シーケンスアニメーションは複数保持でき、名称の頭に(0)という形で番号が付きます。最大数は999999です。
シーケンスデータ名 シーケンスデータの名称を記載します。
再生方法 アニメーションが最後まで再生された場合どう処理するかを設定します。
アニメーションデータリスト アニメーションの再生順を設定します。

シーケンスアニメーションの設定方法

シーケンスアニメーションの設定する手順について説明します。

1.「番号」、「シーケンスデータ名」を設定します。

2.アニメーションを登録します。

アニメーションデータリストの”の編集”ボタンを押し、開いたシーケンスアニメーションエディタでアニメーションの登録を行います。

今回はjump_in、jump_wait、jump_outの3つを設定します。

指定したら”OK”ボタンを押します。

3.再生順を調整します。

ファイルを登録すると左の画像のようにアニメーションが並びます。上から順に再生されますので、もし再生順が違っている場合は、”上へ移動””下へ移動”ボタンで再生順序を入れ替えてください。

4.最後まで再生した際の処理を指定します。

ウィンドウ右上の”再生方法で”アニメーションが最後まで再生された際の処理を3つから選択して設定します。

  • 最後のアニメーションを繰り返し再生
  • 最終フレームを維持
  • 全体を繰り返し再生

5.アニメーションのループ再生を設定します。

「ジャンプ開始」>「ジャンプ中モーション」を3回再生 >「ジャンプ終了」のように複数回ループ再生したい場合は、シーケンスアニメーションエディタの左下部にある「ループ再生回数」の数値を変更します。

6.再生確認を行います。

設定後、再生して確認するには、プロジェクトウィンドウのシーケンスファイル内のシーケンスアニメーションを選択し、フレームコントロールウィンドウの再生ボタンを押します。

フレーム数の変化

シーケンスに設定したアニメーションのループ回数を設定すると、フレームコントロールウィンドウでの再生フレーム数が変化します。

jump_wait のループ回数
1 の場合

jump_wait のループ回数
3 の場合

関連ページ

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