【Ver.5.8】「フレームコントロール」ウィンドウ

「フレームコントロール」ウィンドウは、作業中のアニメーションのパーツの親子関係や、タイムライン上のキー等の操作を行うためのウィンドウです。

flamecontrol_02_ver58

このウィンドウは大きく分けて4つの部位から構成されています。

上部ツールバー

flamecontrol_03_ver58フレームコントロールウィンドウのツールバーには、主に「パーツの作成・削除」を操作するためのボタンが用意されています。

Window_frame_icon01NULLパーツの追加

NULLパーツを追加します。 現在選択しているパーツによって、NULLパーツが追加される位置が異なります。

  • rootを選択していた場合
    • rootに属する子パーツとして、新規のNULLパーツが作成されます。
  • root以外のパーツを選択していた場合
    • 選択しているパーツと同じ階層に、新規のNULLパーツが作成されます。

NULLパーツの使い方はこちら

flamecontrol_icon01_ver58
エフェクトパーツの追加

Ver.5.8にて追加されました

エフェクトパーツを追加します。
エフェクト機能を有効にしている場合のみ使用することが可能です。

Window_frame_icon02パーツ複製

選択しているパーツを複製します。
選択したパーツと同じ階層に複製します。

Window_frame_icon03パーツ削除

選択中のパーツを削除します。
削除するパーツに属する子パーツも共に削除されます。

Window_frame_souce_iconソースアニメーションへ移動する

配置したインスタンスパーツの元アニメーションデータへ移動します。
アニメーション内にインスタンスパーツを置くと選択可能になります。
Window_frame_origin_icon配置アニメーションへ戻る インスタンスパーツとして配置されたアニメーションデータへ移動します。

パーツ選択領域

Window_FrameControl_Parts_ver5.6.1パーツ選択領域では、「パーツの親子関係」の編集や「操作するパーツ」の選択を行います。

パーツ選択領域のアイコンについて

パーツ選択領域のアイコンを操作することで、パーツの状態を切り替えたり、情報を表示することができます。

レイアウトウィンドウでの可視・不可視の切り替え

各パーツの左端には「目の形のアイコン」が表示されています。このアイコンをクリックすることで、レイアウトウィンドウでのパーツの可視状態を切り替える事ができます。

Window_frame_icon04パーツが可視状態であることを示しています
Window_frame_icon05パーツが不可視状態であることを示しています

なお、この機能はレイアウトウィンドウでの作業用の可視・不可視の切り替え機能であり、アトリビュートの「非表示」には一切影響しません。

パーツのロック機能

可視・不可視の切り替えのアイコンの隣に、「錠」を模したアイコンが表示されています。このアイコンをクリックすることで、パーツの編集をロック・ロック状態の解除を行うことができます。

ロック状態にすると、アトリビュートを編集することができなくなります。
また、レイアウトウィンドウにてパーツ選択もできなくなります。

:ロック解除状態です
:ロック状態です

子パーツの展開

パーツ名先頭の三角形アイコンをクリックすることで、そのパーツの子パーツを展開するかどうかが切り替えられます。

Window_frame_icon06子パーツを展開しています
Window_frame_icon07子パーツを畳んでいます

Ver.5.8にて追加されました
パーツを複数選択している場合、選択しているすべてのパーツの子パーツを展開・畳むことができます。

使用しているアトリビュートの展開

三角形アイコン右の正方形アイコンをクリックすることで、そのパーツが使用しているアトリビュートのリストを展開するかどうかを切り替えられます。

Window_frame_icon08 :アトリビュートのリストを展開しています
Window_frame_icon09 :アトリビュートのリストを畳んでいます

Ver.5.8にて追加されました
パーツを複数選択している場合、選択しているすべてのパーツのアトリビュートのリストを展開・畳むことができます。

複数パーツのアトリビュートを展開しないように制御したい際は、環境設定の「アクティブなパーツのアトリビュートのみ展開する」にチェックをいれてください。

パーツの種類

パーツ名の前には、パーツの種類を示すアイコンが表示されています。それぞれのアイコンの意味は以下の通りです。

Window_frame_icon10:NULLパーツを示しています
Window_frame_icon11:通常パーツを示しています
Window_frame_instans_icon:インスタンスパーツを示しています
Window_frame_effect_icon:エフェクトパーツを示しています

パーツ選択領域での基本操作

直観的な操作でパーツの選択や階層の移動等を行うことができます。

パーツを選択

パーツ名をクリックすることで、そのパーツを選択状態にすることが可能です。
選択状態のパーツは青くハイライトされます。
Window_FrameControl_sentaku_ver5.6.1

複数パーツを選択

パーツを+クリックしていくことで、それまで選択されていたパーツに追加する形で選択が可能です。
また、複数選択状態にあるパーツの中から、目的のパーツを+クリックすることで、そのパーツの選択状態を解除することが可能です。

範囲での複数パーツを選択

範囲の始点になるパーツをクリックした後、終点になるパーツを+クリックすると、二つの間にある全てのパーツを選択することが可能です。

パーツの親子関係位置を変更

選択しているパーツを、移動させたい階層にドラッグ&ドロップすることで、パーツの親子関係を変更することができます。
選択しているパーツに属する子パーツも一緒に移動します。

  • 別のパーツの子パーツに移動する場合
    • 選択したパーツを別のパーツの子パーツに移動させる場合は、移動させたいパーツを異動先の親パーツの上にドロップします。移動させるパーツを重ねると、移動先のパーツの背景が青色にハイライトします。
  • パーツとパーツの間に移動する場合
    • 選択したパーツを別のパーツの間に移動させる場合は、移動させたいパーツをパーツの境界線にドロップします。選択したパーツを境界線に持っていくと、境界線が青色にハイライトします。 パーツは間に挿入される形で移動します。

特定のアトリビュートだけを他のキーにコピー

特定のアトリビュートを他のキーに移動させたい場合は、Window_frame_icon09を押して、そのパーツに設定されているアトリビュートを個別に表示します。

FAQ_ss_faq_18

が、アトリビュートが設定されていることを示しています。
個別に表示されたアトリビュート値は、任意のパーツやフレームに、コピーペーストすることが可能です。

また、アトリビュートは+クリックで複数選択し、コピーペーストすることも可能です。
座標などのアトリビュート値を一括で変更したい時に便利です。

パーツ選択領域のコンテキストメニュー

Window_FrameControl_MenuParts_ver5.6.1_02パーツ名を右クリックすると、コンテキストメニューが開きます。

NULLパーツの追加

NULLパーツを新規で追加します。
詳細は上部ツールバーの「NULLパーツの追加」をご覧ください。

NULLパーツの使い方はこちらをご覧ください。

エフェクトパーツの追加 エフェクトパーツを新規で追加します。
切り取り 選択しているパーツ及び、そのパーツに属する子パーツを全てクリップボードにコピーした後、該当パーツを全て削除します。
コピー 選択しているパーツ及び、そのパーツに属する子パーツを、全てクリップボードにコピーします。
貼り付け 「切り取り」もしくは「コピー」でクリップボードにコピーしたパーツを、選択中のパーツと同じ階層に追加します。
複製 選択しているパーツ及び、そのパーツに属する子パーツを、選択しているパーツと同じ階層に複製し、追加します。
カラーラベルを指定する

Window_FrameControl_colorlabelパーツ名の箇所に色をつける事ができます。
パーツのカテゴリを視覚的に判別する場合などに使用します。

なし / レッド / オレンジ / イエロー / グリーン / ブルー / ヴァイオレット / グレー から選択が可能です。

削除 現在選択されているパーツ及び、そのパーツに属する子パーツを全て削除します。
名前の変更

パーツの名称を変更します。
名称を入力するダイアログが開きますので、新しい名前の入力を行ってください。

Window_FrameControl_name_ver5.6.1

無変化キーの削除 パーツのアニメーションの演出に影響が無いアトリビュートの削除を行う機能になります。
アトリビュートが全て削除されたキーについては削除されます。
子パーツの選択を解除する 子パーツの選択を解除します。
同じ階層のパーツを複数選択していた場合、両方選択された状態になります。
ほかのパーツを可視/不可視にする 選択していないパーツの可視/不可視の切り替えを行います。
すべてのアトリビュートを折り畳む 展開されているアトリビュートをすべて折り畳みます。
子パーツを折り畳む/展開する そのパーツの子パーツを表示するかどうかを切り替えられます。
また、子パーツが表示状態になっている場合、本項目の前にチェックマークが付きます。
ソースアニメーションへ移動する 配置したインスタンスパーツの元アニメーションデータへ移動します。
アニメーション内にインスタンスパーツを置くと選択可能になります。
配置アニメーションへ戻る インスタンスパーツとして配置されたアニメーションデータへ移動します。

タイムライン領域

タイムライン領域は、主にアニメーションのキーに関する操作を行います。
選択しているフレームはタイムスライダー(黄色い縦棒)で表示されます。
ラベルやアニメーションの再生範囲を指定する「ルーラー部」と、アニメーションのキーを編集する「タイムライン部」の2つに分かれています。

Window_FrameControl_TimeLine_ver5.6.1

ルーラー部での操作

ルーラー部では再生範囲の指定やラベルの設定を行うことができます。

Window_FrameControl_label02_ver5.6.1

再生区間情報の指定

フレームコントロールの上部のルーラー部分で再生区間を設定することができます。
再生区間に指定した箇所は黄色でハイライトされます。

Window_FrameControl_label03_ver5.6.1

  • を押下しながら、再生を開始したいフレームと、再生を終了したいフレームを選択
  • +ドラッグで再生区間を指定 Ver.5.8にて追加されました

ルーラー部のコンテキストメニュー「再生区間情報のクリア」を選択すると選択を解除します。

ラベルの追加

ラベル機能を使うことでフレームに任意の名称を振ることができます。
フレーム単位に設定されルーラー部分に表示されます。ラベルを選択し、左右にドラッグする事で、別のフレームに移動することが可能です。
選択しているラベルは黄緑色にハイライトされます。

ラベルは、アプリケーション作成時のプログラムに使う目印や、インスタンス機能使用時のリピートタイミングなどを設定する際に活用します。

ルーラー部のコンテキストメニュー

flamecontrol_01_ver58

ルーラー部を右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。このメニューからラベルの追加や削除が可能です。

再生区間情報のクリア 設定されている再生区間情報をクリアします。
ラベルの追加 選択しているフレームにラベルを追加します。
表示されるダイアログに任意の名前を入力することでラベル名を設定することができます。
既存のラベル名と同じ名前を設定することはできません。
ラベルの名前を変更 選択しているラベルの名前を変更します。
ラベルの削除 選択しているラベルを削除します。
再生区間のラベルを削除

Ver.5.8にて追加されました

再生区間内に設定されているラベルを削除します。
再生区間を設定していない場合は何も起こりません。

すべてのラベルを削除

Ver.5.8にて追加されました

設定されているすべてのラベルを削除します。

列を選択する 選択しているフレームをすべて選択します。

タイムライン部での操作

タイムライン部では主にキーの作成、削除、編集を行います。
Window_FrameControl_TimeLine_ver5.6.1_02

キーの新規作成

タイムライン領域のキーが設置されていない位置をダブルクリックすることで、その位置にキーを新規に作成します。
キーを新たに設置すると、「アトリビュート」ウィンドウでアトリビュートの設定を行うことができます。
また、二つのキーの間に新規のキーを追加すると、補間されたアトリビュートが自動で設定されます。

キーのアトリビュートの設定

キーをダブルクリックすると、そのキーの「非表示」アトリビュートの状態を切り替えられます。

Window_FrameControl_keyon:表示状態(非表示OFF)
Window_FrameControl_keyoff:非表示状態(非表示ON)

また「アトリビュート」ウィンドウでユーザーデータを設定すると
キーの色が赤 Window_FrameControl_keyuserdata に変化します。

タイムライン部のコンテキストメニュー

Window_FrameControl_MenuTimeLine_ver5.6.1タイムライン部で右クリックをすると、コンテキストメニューが開きます。

キーの追加 選択中の位置に新しいキーを作成します。
切り取り 選択したキーをクリップボードにコピーして、現在のタイムラインから削除します。
削除後、そのフレームは一般フレームとなり、アトリビュートは前後にあるキーの値から補間計算される形になります。
コピー 選択したキーをクリップボードにコピーします。
貼り付け(上書き) 「切り取り」もしくは「コピー」でクリップボードにコピーされたキーを、その位置に上書きします。
元のキーのアトリビュートは失われます。
貼り付け(挿入) 「切り取り」もしくは「コピー」でクリップボードにコピーされたキーを、その位置に挿入します。
その位置以降のキーは全て1フレーム分後ろに移動し、パーツのアニメーション終了も、後ろに1フレーム分ずれます。
前のキーを複製 選択しているフレームの、一つ前にあるキーを、選択しているフレームに複製します。

キーが存在しないフレームを選択している場合、一つ前のキーと同じ内容を持ったキーが新規作成されます。
キーを選択している場合、一つ前のキーの情報が選択しているキーに上書きされます。

キーの削除 選択したキーを削除します。
削除後は空のフレームとなり、アトリビュートは前後にあるキーの値から補間されます。
無変化キーの削除 パーツのアニメーションの演出に影響が無いアトリビュートの削除を行う機能になります。
アトリビュートが全て削除されたキーについては削除されます。
補間方法の変更 線形補間の種別を設定します。
選択キー上であれば右の補間を、キー間であれば選択位置の前にあるキーの右補間を変更します。
子パーツの選択を解除する 子パーツの選択を解除します。
同じ階層のパーツを複数選択していた場合、両方選択された状態になります。
空白フレームの選択を解除する キーの存在しないフレームの選択を解除します。
フレームの挿入 現在位置の全パーツに対して空のフレームを挿入します。現在位置にはタイムスライダーが表示されます。
これにより、総フレームが1フレーム分増加します。
フレームの削除 現在位置の全パーツのフレームを削除します。
これにより、総フレームが1フレーム分減少します。

下部ツールバー

下部ツールバーは、アニメーション全体のフレーム数・単位時間の設定、及び「レイアウト」ウィンドウ上での表示フレーム位置の操作を行います。

flamecontrol_04_ver58

アニメーションの設定

パーツ数

Ver.5.8にて追加されました
ssae(アニメーションファイル)に使用しているパーツ数を表示します。

フレーム

現在タイムスライダーが設定されているフレームの位置を表示します。

総フレーム数 

そのアニメーションの全体の長さをフレーム数で設定します。
実際のアニメーションの時間は「総フレーム数÷単位時間の数値」秒になります。総フレーム数15、単位時間値30の場合は、0.5秒になります。 

総フレーム数を変更すると、アニメーション尺の調整を行います。
一度設定した総フレームを長くしたり短くしたりする際、割合によりフレームのキーを均等に引き伸ばしたり間引いたりする機能です。
数値を変更した後「キーフレームの位置を調整しますか?」と表示されるので、その際に「はい」を選ぶと、アニメーション尺が調整されます。
また、ラベルの位置も縮尺に応じて調整されます。

単位時間

そのアニメーションを「1秒間に何回更新するか(Frame Per Second)」を設定します。
数値を直接入力するか、プルダウンメニューから選択してください。

レイアウトウィンドウ上の表示フレーム位置の操作

各ボタンの解説は画像に向かって左から右へと順番に行っています。

Window_frame_icon12先頭へ アニメーションを先頭フレームまで戻します。
タイムスライダーも先頭に戻ります。
Window_frame_icon131フレーム前へ アニメーションを選択しているフレームから1フレーム戻します。
タイムスライダーも1フレーム戻ります。
Window_frame_icon14停止 表示が再生状態になっている場合、再生を停止します。
アニメーションを停止したフレームに、タイムスライダーも移動します。
Window_frame_icon15再生

アニメーションを選択しているフレームから再生します。

環境設定の「再生スライダーを同期する」にチェックすることでアニメーションに同期してタイムスライダーが移動します。

Window_frame_icon161フレーム次へ アニメーションを現在位置から1フレーム進めます。
タイムスライダーも、1フレーム進みます。
Window_frame_icon17末尾へ アニメーションを末尾フレームまで進めます。
タイムスライダーも、末尾フレームに進めます。
Window_frame_icon18再生時ループ設定 アニメーション再生時に、末尾フレーム到達後に停止するか、先頭に戻って再生を繰り返すかどうかを切り替えます。
ボタンの背景が「青」になっている場合ループ再生を行います。
Window_frame_icon19ズームイン タイムライン領域の表示を横方向に拡大します。
Window_frame_icon20ズームアウト タイムライン領域の表示を横方向に縮小します。

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