同じモーションのまま、アニメーションを左右反転・上下反転したい場合、以下の手順を行ってください。
- rootパーツや、一番親となるデータの1つ下にNULLパーツを作成します。
- 作成した1フレーム目に、アトリビュートの「X/Yスケール」を設定します。
(左右反転の場合は「Xスケール」、上下反転の場合は「Yスケール」) - 「X/Yスケール」を「-1」に設定します。
なお、「X/Yスケール」にマイナスの値を設定すると、そのパーツと親子関係にある子パーツの回転を、フォーカス枠やギズモで行う場合、操作と逆方向に回転してしまいます。
そのため、反転させる前に調整を行うことをおすすめします。
注意点
SpriteStudioには「左右反転」「上下反転」といった、反転に使うようなアトリビュートが存在しますが、これらのアトリビュートを使わないでください。
それぞれのアトリビュートの機能・効果について以下をご確認ください。
「イメージ左右反転」「イメージ上下反転」について
「イメージ左右反転」「イメージ上下反転」はSpriteStudio Ver.6で追加した新規アトリビュートです
「イメージ左右反転」「イメージ上下反転」は、セルの原点の位置を無視して反転を行います。
そのため、「イメージ左右反転」「イメージ上下反転」を使用するとレイアウトが崩れてしまいます。「X/Yスケール」、をご利用ください。
「ローカルX/Yスケール」について
「ローカルX/Yスケール」はSpriteStudio Ver.6で追加した新規アトリビュートです
「ローカルX/Yスケール」はパーツの親子関係を無視して、選択したパーツにのみ適用されます。
そのため、すべてのパーツを一括で左右反転したい場合は「X/Yスケール」をご利用ください。
パーツをひとつだけ左右反転を行いたい場合、「ローカルX/Yスケール」を使用してください。
「左右反転」「上下反転」について
「左右反転」「上下反転」はSpriteStudio Ver.6では非推奨アトリビュートとなりました。
「左右反転」「上下反転」はパーツの座標はそのままで、セルのみを反転する機能です。
そのため、複数のパーツで構成しているアニメーションでこのアトリビュートを使用すると、右図のようにレイアウトが崩れてしまいます。
一方、「X/Yスケール」に「-1」を設定する場合、パーツの座標変換を行って反転しています。この親パーツの座標変換が子パーツの座標にも適用されることで、関連パーツ全体が反転されて表示されます。
そのため、複数パーツで構成されたキャラクターの左右反転を行う際には、Xスケールで行うことをおすすめします。
関連ページ
- NULLパーツの使い方 – アニメーションデータを左右反転させたいときに
NULLパーツを使用した左右反転については、こちらをご確認ください。 - 頂点変形したパーツを反転する
アトリビュート「頂点変形」を使用したパーツの反転方法をまとめています。 - 「アトリビュート」ウィンドウ
アトリビュートウィンドウの機能について解説しています。