接地面から足が浮かないようにしたい

本ページではSpriteStudio 5を用いて解説していますが、SpriteStudio Ver.6でも同様にご利用いただけます。

ジャンプや歩きモーションなどを作成する際に、意図しない箇所で接地面から足が浮いてしまう場合、以下の方法をご検討ください。

体を動かしても地面から足が浮かないモーションにしたい場合

1.接地する足のセルを編集します。
セルの原点を接地する地点に設定します。
2.親子関係を構築している場合、接地する足のパーツをrootの直下に移動させてください。
3.接地する足のパーツに、X座標とZ軸回転で動きをつけます。
4.太ももや胴体を、接地する足のパーツに違和感なくくっつくように調整します。
5.これで足パーツが地面から浮いてしまうことを防ぐことが可能です。

ジャンプなど、両足が地面から離れるモーションも設ける場合

両足が地面から離れるモーションを作成する際は、上記の方法に加え、「接地用足パーツ」と「ジャンプ中用の足パーツ」を分けて使うと便利です。

1.足パーツのセルの原点を足元に設定してください。
2.両足が接地した状態のレイアウトを作成します。
この際に親子関係も構築します。

3.接地している足パーツをコピーし、重なるようにレイアウトします。
今回は「leg_l」「leg_r」をコピーします。

4.コピーした足パーツをrootの直下に属するように移動します。
この移動した足パーツが接地状態のパーツになります。

5.コピー元となった足パーツをジャンプ状態にレイアウトします。
分かりやすいようにパーツ名も変更します。

今回のパーツ名は以下のようにしました。

  • ジャンプ中の足パーツ
    「leg_l_jump」「leg_r_jump」
  • 接地状態の足パーツ
    「leg_l」「leg_r」
6.ジャンプするときは、足が離れたフレームで「leg_l」, 「leg_r」を非表示にし、「leg_jump_l」,「leg_jump_r」 を表示に切り替えます。

上記の方法で設定すると下図のような表示になります。

接地しているときの動きは「leg_l」, 「leg_r」を編集し、ジャンプ中の動きは「leg_jump_l」,「leg_jump_r」を編集します。

ジャンプ中の足パーツと分けたことにより、接地用の足は接地する位置から移動させずに済むため、浮いたり埋まってしまうことを防ぐことができます。

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