キャラクターの向きを、何度も簡単に切り替えたい

キャラクターモーションの作成等で、各方向のポージングを作成しなければならないときに、都度、1つ1つのパーツの参照セルを変更するのは非常に手間です。

事前に各方向を向かせるための一時作業用のファイルを準備することで、何度も簡単に行うことができます。

本ページではSpriteStudio 5を用いて解説しています。
SpriteStudio Ver.6で本ページの作業を行う際は「アニメーションデータ」を編集してください。

テンポラリデータ(一時作業用のデータ)を用意する

まずは一時作業用のデータを準備します。
上記の作業で作った作業用データをここでは「テンポラリデータ」と呼びます。
今回は通常の立ちポーズを含めた6方向分のレイアウトを作成します。

1. ssaeを新規作成し、テンポラリデータ用にアニメーションデータを新規作成します。

2. 0フレーム目にベースとなるレイアウトを作成します。
今回は左方向を向いた状態の立ちポーズをベースにします。

仕様上、武器用のパーツなども必要な場合は追加してください。

3. 次のフレームに(1)で作成したキーをすべてコピーします
4. コピーしたキーの「参照セル」を変更して、異なるレイアウトを作成します。
5. 作業を繰り返し、レイアウトを増やします。
今回は6方向分のレイアウトを作成しました。

テンポラリデータを使用する

作成したテンポラリデータは以下の手順で使用します。

  1. 新規アニメーションデータ作成します。
  2. アニメーションの変化に合わせ、テンポラリデータの1フレーム分のキーをまるごとコピーします
  3. コピーしたキーを必要に応じて座標移動等の微調整を行います
  4. 他の参照セル組み合わせを使用する場合、(2)に戻ります

テンポラリデータとして設けたアニメーションデータは、今後も使用する場合はそのまま残し、不要であれば削除します。

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