こんにちはウェブテクノロジの大和です。
精華町の公式歩数計アプリ「セイカ歩数計」を利用して健康に歩く人が増えているようです。京都府精華町の木村要町長も毎日平均して10,000歩以上歩いているとのこと、嬉しい限りです。
本日は、同志社大学 スポーツ健康科学部 ファースト・イヤー・セミナー(石井好二郎教授クラス)の学生の皆さんが、その京都府精華町より感謝状を贈呈されたことに触れ、ウェブテクノロジが開発を担当した「セイカ歩数計」の産官学連携の取り組みについてご紹介したいと思います。
ウェブテクノロジ OPTPiX Labs Blog より 歩数計アプリ開発秘話
この授業を担当した石井好二郎教授は、花王のヘルシアwebページで「歩くの効果を」解説しオススメするほどの言わば「歩きの専門家」です。そして、同志社大学 田辺キャンパスは精華町のすぐお隣に立地していることもあり、包括連携協定を結んでいることから、今回の授業が実施され感謝状贈呈に至りました。
この授業は学生の皆さんが半期の授業で、ある課題に沿って調査・研究やプレゼンテーションの方法を学び、最終的にその発表をするというものです。今回その課題に「セイカ歩数計」がテーマとして採用され、17名の学生さん達が4つのグループに分かれ「セイカ歩数計」をより多くの人に利用していただけるような機能や仕組みを検討し、提案・発表を行いました。
発表に先立って6月の授業の際に、精華町の担当者の皆さんと私がお伺いし、町の説明や町が取り組む健康プログラムの説明に加え、私からはアプリの機能としてこれまで社内で議論してきた面白そうな機能や使い方・構想などについてご説明し、7月の発表に向けてのヒントになる情報をお伝えしました。
また同じ授業の中で石井先生は「学校で課題を準備してそれに沿って研究・発表をしてもあまり面白くないし、社会に出てからの役には立たない。社会で行われる「提案」とは本当に難しいことで、それを今から経験することが非常に重要であり、実際の地方公共団体や企業に対して提案をする機会が、君たち学生の成長に貢献するんです。」と語り、産・官との連携をすることで、学としても本当の意味での教育を全うできるとの強い思いを持っていることを感じました。
またさらに「以前担当した学生でも、非常に良い提案をしたことで、その後希望する一流企業にすんなりと内定が決まったことなんかもありました。ですから学生の皆さんは、すでにリリースされている「セイカ歩数計」のユーザーとして、このアプリを多くの人に利用してもらえるような提案を作ってもらい、提案力を磨いてもらいたいのです」と続け、学生さんの将来をも意識した取り組みを語り、授業の狙いを解説しました。
その後、7月22日の発表は精華町役場の交流ホールにて木村町長の挨拶に始まり、歩数に応じてセイカちゃんが太ったりする機能や、スタンプラリー機能・友達機能など今の学生さんの感性がビシビシと伝わってくるユニークな提案だけでなく、歩数に応じて町にある実際の店舗で利用できるクーポン券との交換など、歩く人のモチベーションを上げると同時に、地域の活性化にも繋がるような提案がされました。
発表会の最後には、健康福祉環境部岩前良幸部長から、発表への感謝と共に、より広く利用していただけるための施策を一つずつ進め、町民の皆さんが健康になることを目指したいと抱負を語り、会を締めくくりました。
現在、アプリは端末上だけで動作していますが、将来的にサーバと連携させる計画です。またセイカ歩数計は他の市町村や団体でも利用しやすいように、絵柄の変更が簡単にできるよう設計しています。地元の方々やグループの健康維持のため、また各種イベントなどに歩数計を活用したい場合にはお気軽にお問い合わせください。
最後に
精華町役場最寄り駅の駅前にショッピングモールがあるのですが、そこの「打ち水大作戦ポスター」にもセイカちゃんが!街中で活用されているのを見ると、自分の子どもがしらない場所でも活躍しているようでうれしくなるものです。