開発担当の橋本孔明です。
Macをご利用のゲーム デベロッパーの皆様、先日リリースした無料アプリ、OPTPiX Iconizerはもうお試しになりましたか?
製品の詳細については製品サイトでご覧いただけますが、インストールするとどんなメリットがあるのか、この記事では実際の動作イメージを用いてご紹介したいと思います。
Unityなどのゲーム開発において、「ETC/ETC2」テクスチャフォーマット、および「垂直 flip 属性」を持たせたPVRファイルは良く使われます。しかし、現在のMacOS標準では、それらの内容を含んだPVRファイルについて、正常に内容のプレビューを行うことができません。OPTPiX Iconizerをインストールすることで、MacOS本体のPVRファイル表示機能を強化することができます。
こちらは、MacOS標準で、いろいろな形式のPVRファイルを表示させたスクリーンショットです。どのファイルも、内容としては「左上が赤色の丸」「右上が青色の丸」「左下が黄色の丸」「右下が水色の丸」という画像を含んだものです。
ファイル名部分とサムネイルをご覧いただけるとわかるように、ETC/ETC2テクスチャー形式、垂直フリップ属性付き、ミップマップ形式、RGB565やRGBA4444といった形式要素を含むPVRファイルは、白紙だったり内容が崩れたり、上下が逆転していたりと、いずれもサムネイルが正常に表示されていません。
OPTPiX Iconizerをインストールすると、このように変化します。
いずれのファイルも画像部分が正常に表示されるようになりました。背景が黒いものは、透過部分を含んでいない不透明画像ファイルです。
また、ファイルをダブルクリックした際も、従来は「プレビュー」アプリが起動し、同様に崩れた内容の画像しか表示することができませんが、OPTPiX Iconizerは簡易ビューアーを内蔵しており、インストール後は同ビューアーを用いて、ファイル内容に応じた正しい画像内容を確認することができます。
いかがでしょうか。後継テクスチャフォーマットも登場していますが、まだまだ多くの場面で利用されるファイル形式だと思います。おかしな表示をストレスに感じている方、無料配布のOPTPiX Iconizerを是非お試しください。