開発担当の橋本孔明です。
去る12月19日、OPTPiX ImageStudio 8のβトライアル、その初版となるβ0を一般公開しました。
まだまだ制限の多いバージョンではありますが、新しいバージョンでの設計思想をご覧いただけるようになっています。
これまで、本ブログでも何回かにわたって、OPTPiX ImageStudio 8で搭載予定となる新機能についてご紹介してきました。この機会に改めてそれらの新機能のうち、β0バージョンでお試しいただける3つの注目点を紹介したいと思います。
タイムライン
OPTPiX ImageStudio 8の最大の特徴が「タイムライン方式の採用」です。
画像に対して適用した加工がすべて「アクション」として時系列順に記録されており、アクションを入れ替えたり、アンドゥを行わずに途中のアクションのパラメーターを変更し、以降の処理を自動的に再適用したりすることができます。
また、アクション単体もしくはタイムライン上のすべてのアクションをコピーまたはファイルへ保存し、別の画像にそのまま適用することもできます。
「マクロ」での一括実行についても、従来はマクロの編集を手動で行う必要がありましたが、OPTPiX ImageStudio 8からはこのアクションファイルをそのままマクロ処理内容に転用することができますので、複雑なマクロ作成の手間を大幅に省き、かつ処理結果をリアルタイムに確認しながら作成することができるようになりました。
画像処理結果、ファイルサイズなどのリアルタイム確認
従来のバージョンでも画像に対するフィルター処理のプレビューを行うことはできましたが、OPTPiX ImageStudio 8ではこのプレビュー関連の機能を大幅に強化しました。
処理前・処理後の画像を切り替えるだけでなく、新搭載の「スライド表示」によって、バーを移動するだけで処理のかかり具合を簡単に比較することができます。
また、フィルター処理のダイアログボックス表示中にもメインウィンドウの主な操作が行えますので、倍率変更やグリッドの表示オンオフといった、画像表示状態の調整についてもダイアログを閉じることなく可能となりました。
ファイルサイズおよび画質のプレビュー
ファイル保存時についても、フィルター処理と同様に、リアルタイムでのプレビューを行うことが可能です。
PVR形式でのテクスチャー圧縮やJPEG形式の圧縮率変更など、保存後の画像に劣化が生じる場合、その変化具合を確認することができ、同時に計算されるファイルサイズとの兼ね合いを検討することができます。
なお、「JPEG」「PNG」については、ファイル保存処理を呼ばなくても、現在の画像をその2形式で保存した場合に何バイトになるか・ファイルサイズ比で何パーセント増減するかを、常時試算して表示しておくことができるようになりました。
減色やフィルターなどを実行する際のプレビューでももちろん反映されますので、ファイルサイズを削減するため加工を行う場合のパラメーター検討に役立ちます。
OPTPiX ImageStudio 8ではこのほかにもいろいろな新機軸を導入予定です。
一部についてはβ0でもお試しいただけますが、本格的な対応については2019年の正式版発売に向け、引き続き作業を進めていきますので、今後もご期待いただければと思います。
OPTPiX ImageStudio 8 β版を無料でお試しいただけます
OPTPiX ImageStudio 8のβ版を公開中です。2019年3月31日までご利用いただける試用版で、拡大縮小や減色などの新しいUIをお試しいただけます。β版ですが、商用・業務利用も可能です。
ダウンロードはOPTPiX ImageStudio 8のページからどうぞ。
