田中圭一のゲームっぽい日常 聞こえてないのに話を合わせる時

田中圭一のゲームっぽい日常 聞こえてないのに話を合わせる時

私は耳が遠い。・・といっても年齢のせいではなく、昔から普通の人より耳が遠いようだ。

もっとも、健康診断で引っかかるほどではなく正常範囲内でギリギリセーフってくらいの遠さだと思う。なぜ、それがわかったかというと、大勢で会話するような機会に、私にだけ聞こえない会話があるのだ。

具体的に言うと、中にひとりだけ滑舌が悪かったり、声が小さくて聞き取れない人がいた場合、それが周囲のみんなにも聞こえていないんじゃなく、私にだけ聞こえていない、というケースが多いのだ。

仮に聞き取りにくいしゃべり方の人をAさんだとしよう。私以外の全員にAさんの言葉は聞き取れているようで、みんなは普通にAさんと会話している。でも、私にはAさんが何を言っているのかちっとも聞き取れない。

だからといって「Aさん、聞き取れません。もっとはっきりしゃべってください。」と何度も言うと場の空気を壊すので、しかたなく周囲に合わせて「そうだよね。」って言っていることが多い。

視力と違って、聴力って数値で表されることがない。(本当はあるのかもしれないけれど、日常で使うことは皆無である。)なので、自分がどのくらい耳が悪いのか、測るモノサシがないのであまり迂闊なことは言えないが、とにかく耳が遠いことは確かなようだ。

だから、音楽を聴く場合も、きっと私以外の人にはこの音楽は何倍もクリアに、奥深く聞こえているんだろうな・・と思うと悔しくなることがある。一度補聴器を付けてみればいいのだろうか?

タグ | 2020/06/16 更新 |