OPTPiX SpriteStudio 採用事例
パーツの付け替えがあるキャラクタのアニメーションパターン作成にSpriteStudio株式会社comcept Dr★モモの島

今回ご紹介します「OPTPiX SpriteStudio」採用タイトルは、2011年12月にリリースされました、「株式会社comcept様」開発のソーシャルゲーム、『Dr★モモの島』です。

『Dr★モモの島』は、主人公のマッドサイエンティスト少女「Dr.モモ」が「カワイーモン」を作り出すために合成・育成をしていくシミュレーションゲームです。タマゴを合成して新たな「カワイーモン」を生み出し、放牧場で育成。仲間と交換をしたり、新たな合成素材を集めてまた合成をしたり・・・。生み出される「カワイーモン」は何億通りものパターンがあり、コレクション要素も多分に含んでいます。

『Dr★モモの島』の企画段階では、ゲーム本編に登場する各オブジェクトのアニメーションを3Dツールで作るか2Dツールで作るかを迷っていたそう。しかし、3Dツールで作るには制作環境にしても実装にしてもオーバースペックだし、何よりFlashっぽく作りたかったということもあって2Dに。ところがFlashではiOSへの展開が難しいので・・・というところで目に留めていただいたのがOPTPiX SpriteStudio。

「株式会社comcept様」から使用事例について解説とスクリーンショットをいただけましたので、ゲーム中に登場するアニメーション素材がどのように制作されたのかをご紹介いたします。

様々なバリエーションで登場してくる「カワイーモン」のアニメーションですね。「カワイーモン」にはいくつかの基本パターンが用意されていて、「4足歩行型」「2足歩行型」「魚型」・・・というような、タイプごとのアニメーションが作られています。このアニメーションは多関節のボーン構造のような形式がSpriteStudioによって作られています。

そのアニメーションと組み合わせて使う素材群として「ネコ」「イヌ」「タヌキ」「ニワトリ」「キンギョ」・・・という動物のパターンがあります。ゲーム中ではタイプごとのアニメーションがチョイスされ、そこに各部位ごとに動物パターンをはめ込んでいき、「カワイーモン」の完成となります。アニメーションパターンは共通で、装飾品だったりアイテムだったりを自由に付け替えができるアバターキャラに通じるものがあります。

OPTPiX SpriteStudioではアニメーションデータと画像素材を別々で管理する方法を採っているので、作成したアニメーションパターンでパーツ分けされている各部位に、任意の画像素材をプログラムで当て込んでいくことが可能です。この方法により、何億通りもの「カワイーモン」を動的にデザインすることができます。

アニメーションデータと画像素材

OPTPiX SpriteStudioではアニメーションに使用される画像素材とアニメーションデータは別々に管理されます。そのため、ゲームプログラム中で画像素材を別のものと入れ替えることで、アニメーションパターンは共通のものを使いつつ違った見た目のキャラクタとして使用することができます。

また、一つの画像素材群から複数のアニメーションデータを作成することも可能で、リソースの容量を抑えながらアニメバリエーションを増やすことができます。

また、「Dr★モモの島」では「カワイーモン」のアニメーション以外にもOPTPiX SpriteStudioが使われています。

タマゴの合成・孵化、ガチャマシーンのアニメーションにもSpriteStudioが使われており、これらの場面ではアニメーションデータを組み合わせて動かして、一つの演出として仕上げています。それ以外にも、ステータス表示やボタン素材といったユーザーインターフェースの配置情報もOPTPiX SpriteStudioで作成されています。アニメーションパターンを作るだけでなく、画面内のどの位置にオブジェクトが配置されているかの情報として使っていただいています。

現在はiOS版リリースに向けてOPTPiX SpriteStudioでアニメーションを調整していただいているということで、プラットフォームを選ばないデータ作りが可能なOPTPiX SpriteStudio。是非、お試しください。

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