概要
プレビューの上下・左右反転表示、カーブエディタのズーム/スクロール等の動作を改善しました。
またコピー&ペースト操作に関連する不具合等を修正しました。
Ver.7.2.3 をお使いの方は本バージョンにアップデートいただきますようお願いいたします。
機能追加
- プレビューウィンドウに左右・上下に反転表示する機能を追加しました。
- アクセス:ウィンドウ上部のツールボタン
- アニメーション反転時の見た目をデータを変更せず1クリックで確認できます。
- メッシュパーツのウェイトを削除する機能を追加しました。
- アクセス:レイアウト → ツールバー → 「ウェイト」カテゴリのボタン
- ウェイトの再設定と同様に、選択しているメッシュパーツに設定されたウェイトをクリアします。選択パーツが無い場合はカレントのssaeファイルに属する全てのメッシュパーツが対象になります。
改善
カーブエディタの動作を改善
オートズーム・フィット動作の改善、ウィンドウ外へのドラッグ時の自動スクロール、 キーの選択状態の一貫性、アンドゥー・リドゥー時の表示状態の復帰などの改善がなされています。
具体的な改善項目を後述します。
- キーの選択
- フレームコントロールでキーを範囲選択した時に、カーブエディタにも選択状態を反映するようにしました。(Ver.6互換動作)
- キーのマーカー以外の場所で左クリックした場合、常に選択をクリアするようにしました。
- Shift キーを押しながら左ドラッグを開始した場合、常に範囲選択になるようにしました。
- キーの作成
- キーが1つも無いアトリビュートを表示している状態でも、ダブルクリック、または右メニューの「ここにキーを追加」でキーが作られるようにしました。
- キーのコピー&ペースト
- 常にカーブエディタ側で選択しているキーのみがコピーや削除の対象になるよう修正しました。
※従来はフレームコントロール側の選択状態の影響を受けていました。
- 常にカーブエディタ側で選択しているキーのみがコピーや削除の対象になるよう修正しました。
- キーの移動
- ドラッグでキーを移動した後にキーの選択状態を維持するようにしました。 ※フレームコントロールも同様です。
- 移動中にウィンドウ外に出た場合スクロールするようにしました。
- 異なるパーツのキーが同フレーム上にある場合に一緒に移動してしまう不具合も修正しました。
- Fキーによるフィット
- 選択したキーおよびハンドルも含めた範囲の中央でセンタリングするようにしました。
- キーを選択していない場合は、現在表示しているフレームの範囲にあるキー、値がすべて表示範囲に収まるように調整されます。
- 再生区間が設定されている場合、この区間にあるキーを対象にズームします。
- 水平スクロール中のズーム調整
- スクロールバーのドラッグやフレームコントロールでタイムスライダーをドラッグしてスクロールしている間も、表示範囲にあるカーブがウィンドウ内に収まるように垂直方向のズームを自動調整します。
- キーや選択範囲のドラッグによるスクロールではドラッグ終了時に調整されます。
- アクティブなアトリビュート/パーツの切り替え
- カーブライン上で左クリックした場合、クリックしたカーブのアトリビュートに切り替えるようにしました。
また、クリックしたカーブが別のパーツのものであった場合、アクティブパーツも切り替えるようにしました。
- カーブライン上で左クリックした場合、クリックしたカーブのアトリビュートに切り替えるようにしました。
- マウスカーソル
- カーブラインのドラッグが可能な曲線補間のライン上にマウスオーバーした場合のみハンドカーソルに変形するようにしました。(※従来はライン上にマウスオーバーすると常にハンドカーソルに変形していました。)
- フレームコントロール・レイアウト等との連携
- 複数パーツのカーブを表示している状態で、アクティブなパーツを切り替えた時に、フレームコントロール、レイアウト等に反映するようにしました。
- アトリビュートウィンドウとの連携
- 環境設定 → アトリビュート → 「カーブエディタに反映」が有効な状態で以下を改善しました。
- 選択したアトリビュートのキーが1つも無い状態でキーを作成した場合もグラフが表示される。
- 複数パーツが選択されている状態でもアトリビュートが変更される。
- 環境設定 → アトリビュート → 「カーブエディタに反映」が有効な状態で以下を改善しました。
- 複数パーツに対する処理
- 複数のパーツを表示し、異なるパーツのキーを同時に選択してコピーや削除など行っても意図通りに動作しない問題を修正しました。
※ただし複数パーツのキーをコピーし、複数のパーツへペーストする事はできません。
- 複数のパーツを表示し、異なるパーツのキーを同時に選択してコピーや削除など行っても意図通りに動作しない問題を修正しました。
その他
- レンダリング: mp4 が対応していないピクセルサイズが指定された場合に警告を表示するようにしました。
※ピクセル単位の横幅は偶数、縦・横のピクセルサイズは16以上である必要があります。 - ライセンス:β版の試用期限が1週間以内であった場合に警告と期限を表示するようにしました。
不具合修正
- 編集:メッシュパーツを選択していない状態でウェイトの再設定・ウェイトの削除を実行した場合、変更を戻すためのUndoが2回必要になっている。
- 編集:複数のセルを選択してマスクパーツを作成すると作成したパーツが全て選択状態にならない。
- レイアウト:複数パーツを選択してカレントフレームを変更しても緑のバウンディングボックスが追従しない。
- フレームコントロール・チャート:矢印キーで行を移動するとショートカットキーの一部(キーの削除や、Dキーによる次のキーフレームに移動など)が動作しない。
- フレームコントロール:カーソルがアトリビュート行を展開しているパーツの範囲内にある時、↑↓キーを押しても別のパーツの範囲に移動せず、同パーツ内をループしてしまう。
- パーツカラーの編集:パーツカラーのミックス(単色)が使われたVer.6保存データを読み込み、パーツカラーの編集からカラーピッカーを開いた時にRate(アルファチャネル)が255になる。
- セルマップ:セル編集ダイアログを閉じた直後の左ドラッグで矩形選択を開始できない。
クラッシュ
- 編集:範囲選択した複数キーのコピー&ペーストで2つめ以降のキーがコピーされないケースがある。またこの状況でUndoを実行するとフリーズする。
既知の不具合
- Ver.5 で保存した特定の.sspjファイルをダブルクリックで開くことが出来ない問題があります。
このケースではSpriteStudioを起動した後に.sspjファイルをドロップするか、ファイルメニューから開いてください。