Version 7.1.3 リリースノート (2024/01/31)

 

概要

メッシュ編集を開いた時のクラッシュ修正と自動フィット、及び、Undo、マウスドラッグ、キー操作に関連する挙動を改善しました。

改善

フレームコントロール

  • 再生区間
    • 再生区間の変更をUndo出来るようにしました。
    • Shift +左ドラッグで区間エディットを開始した後、Shiftキーのみ離しても区間編集モードを維持するようにしました。

メッシュ編集

  • メッシュ編集ウィンドウが開く速度を改善しました。
  • ウィンドウを開いた時に対象セルにフィット(ズームイン)するようにしました。
  • オートメッシュ処理で失敗した場合に原因となったメッセージを表示するようにしました。
    • 複雑な輪郭を持つセルの場合、輪郭検出後の三角形生成処理に失敗するケースがあります。
    • この場合、Manualモードで輪郭の頂点を指定するか、セルの位置、サイズを微調整することで動作する可能性があります。
    • 例として、セルの下端を1ピクセル下にドラッグで広げてからメッシュ編集を開くと成功する場合があります。
    • オートメッシュを適用した後に、セルのサイズを元に戻した後、メッシュ編集を開くと正常に頂点の編集が行なえます。

その他の改善

  • カーブエディタ:Spaceキー+マウスの左ボタンドラッグでスクロールするようにしました。
  • パーツカラーの編集:Undo 回数を削減しました。具体的にはカラーピッカー上での変更は開いてから閉じるまでの変更を1Undoとしました。
  • セル編集:
    • 矢印キーによる原点移動と、Ctrlキーを押しながら + または – キーでズームイン・アウトするように対応しました。
    • セル編集ウィンドウを開いた時にアクティブ化するようにしました。
  • 起動:日が変わって最初の起動時にアップデート確認でフリーズしないようにしました。

不具合修正

クラッシュ

  • メッシュ編集:メッシュが設定されていないセルを選択してメッシュ編集を開いた際にクラッシュすることがある。

操作、編集に関する不具合

  • 全般:Spaceキーを押してから別のウィンドウに移動して左ボタンでドラッグを開始した時にスクロール操作にならず、Spaceキーが押されたままの状態になる。
  • 全般:パーツ追加時に作成されるキーフレームの位置が間違っている。
    • Windows では常にカレントフレーム、Mac では常に先頭フレームとなっている。
    • これを、Ctrl(Macはcmd)を押していた場合のみカレントフレームに作る動作に修正しました。
  • メッシュ編集:ESCキーの押下で閉じた場合、変更の保存確認が表示されない。
  • パーツカラーの編集
    • Undo/Redo 時に表示項目が更新されない。
    • 単色・頂点の切り替えを戻すために2回Undo実行が必要になっている。
  • カーブエディタ:ウィンドウ下端より下へキーをドラッグした時に自動スクロール(ズーム)しないことがある。

データの出力、保存に関する不具合

  • バージョン指定エクスポート
    • 5.8 を指定して、負数のローカルスケールがあった場合、反転が常にOFFになり、 X/Yサイズキーの値が1で変換される。
    • 左右反転、上下反転キーを含む Ver.5 で保存されたデータを5.8指定でエクスポートした場合にアクセス違反が発生する。
    • ローカル不透明度を持つパーツの継承設定が個別継承+不透明度OFFにならない。
  • 新規プロジェクト作成後、インポート先となるフォルダにある画像ファイルをインポートすると読み込みエラーの後ファイルが削除されることがある。

再生に関する不具合

  • サウンド再生
    • [Mac] 特定の環境で再生できないことがある。
    • ログ:再生が出来る環境においてもRaw audio format not supported by backend, cannot play audio. という警告メッセージが出力されてしまう。(本バージョンから再生が出来ない場合のみエラーとして出力されます)

設定に関する不具合

  • [Windows] ユーザー名に全角文字が含まれる場合、カスタムキー設定ファイル及びバックアップ情報ファイルを読み込めない。

表示に関する不具合

その他の不具合

  • ショートカットキーの編集:Macのアプリケーションメニューの3項目は有効ではないためカスタマイズ対象外にしました。