Version 7.1.2 リリースノート (2023/11/14)

 

機能追加

バックアップ機能の強化

バックアップ管理

自動保存されたバックアップを適用したり、任意のタイミングで手動でバックアップを取り、選択して復旧することもできます。
ファイルメニューの「バックアップ管理」からアクセスできます。

「自動バックアップの設定」で保存する履歴の数などを変更できます。

クラッシュ時バックアップ

クラッシュ発生時に未保存のファイルのみバックアップする機能を追加しました。
(当バージョンから発生時の状態、直前まで実行していたコマンドをログに出力するため環境設定でコマンド履歴を有効化しておく必要はありません。)

またプロジェクトを開いた際に適用されていないクラッシュ時のバックアップが見つかった場合はダイアログが表示されすぐに復旧することができます。

 

改善

フレームコントロール

  • 再生区間、タイムスライダーの位置をアニメーションごとに保存するようにしました。
    注意:ssaeファイルの保存時点の状態が記憶されます。区間の変更後にデータが更新されていない場合は保存されません。
  • インスタンスのジャンプ機能を改善
    • インスタンスパーツ上でダブルクリックするとソースアニメにジャンプ
    • 入れ子(多階層)になっているインスタンスの戻るに対応
    • オプションで無効化可能
    • プロジェクト内に参照先のソースアニメが見つからない場合はパーツ名の左に⚠アイコン表示

アトリビュートウィンドウ

  • Enterキー押下、またはAltキー押下によって次の入力項目に移動するオプションを追加しました。

レンダリング

  • .html の出力を制御するオプション(プレビュー用HTMLを出力する)を追加しました。
  • 背景色の指定を出力する html の body の背景色に反映するようにしました。

その他

  • 編集全般:NULL、通常、エフェクト、マスク以外のパーツのプロセス間のコピー&ペーストに対応しました。
  • 環境設定:デフォーム編集モードとボーン追加モードの状態(On/Off)は記憶しないようにしました。

メッシュ編集に関連する改善

  • 異なるメッシュ化セルを参照するメッシュパーツ間でデフォームキーのコピーを可能にしました。
    • 複数起動したSpriteStudio間でのコピーも可能になりました。
    • 注意:コピー元とコピー先で頂点の数、頂点の順番が一致していない場合、意図した変形にはなりません。
  • メッシュパーツのコピー&ペースト、複製の際にウェイト値をコピーするようにしました。
    • 注意:
      バインドされているボーンが1つでも欠けている場合はコピーできません。
      ウェイトの比率が変わりコピー元の変形を維持できないためです。
      確実にコピーするにはジョイントパーツ単位でコピーしてください。
  • Animation モードでも、ジョイント、ボーン、メッシュ、ボーンポイント、コンストレイント、パーツのコピー&ペースト、複製に対応しました。
  • Animation モードでパーツのコピー&ペースト、複製を行った時に Setup 側にキーがあった場合はこれもコピーするようにしました。

その他の改善

  • プロジェクト読み込み:未知のファイルバージョンを含んだプロジェクトを開こうとした場合、読み込み前に確認のダイアログを表示し対象のファイルと保存に使われたSpriteStudioバージョン番号を表示するようにしました。
  • ファイル保存:SSAEのセーブロード時にリンク先のパーツが存在しない場合に適切な警告メッセージを出力しデータを修正してアクセス違反が起きないようにしました。
  • 初期ウィンドウサイズを1280×720に変更し、ドッキングウィンドウの幅を調整しました。

不具合修正

クラッシュ

  • その他:インスタンスパーツのソースアニメにジャンプするコマンドを実行するとクラッシュすることがある。
  • その他:(v7.1.1デグレード) 未知のバージョンのファイルを読み込んだ場合にクラッシュする。
  • カーブエディタ:水平ズームインとスクロールの操作を行っているとクラッシュすることがある。
  • フレームコントロール:目玉、錠前アイコン付近でマウスドラッグするとクラッシュする
  • メッシュ編集:頂点を1カウントずつ連続生成する設定で垂直方向にドラッグするとクラッシュすることがある。
  • セル編集:「セル名称」ボックス内で使用不可文字を入力して右クリックメニューを表示するとクラッシュする。

操作、編集に関する不具合

  • ウェイト編集:ブラシペイントで塗った時のウェイト値がVer.6と異なる。
  • 編集:「前のキーを複製」でデフォームのキーが複製されない。
  • インスタンスの設定:開始フレームが入力可能状態にならないことがある。
  • フレームコントロール:Spaceキー+左ドラッグのスクロールが動作しない。
  • フレームコントロール:ドラッグ中のマウスカーソルの形状が変化しない。
  • フレームコントロール:SetupとAnimationモードの切り替えを含む変更処理に対してUndo/Redoを繰り返していると再生ツールバーがグレー化されたままになることがある。
  • フレームコントロール:目玉、錠前、[+]アイコン上のダブルクリックでリネームが発動してしまう。
  • ショートカットキー:レイアウトの保存・復帰のショートカットキーが効かない。
  • セルリスト:F2 (MacではEnter) キーでセルをリネームした後、Enterキーを押して確定した後にフォーカスがセルに戻らない。

データの出力、保存に関する不具合

  • レンダリング:αチャンネルOnの連番画像の色味が白くなる。
  • レンダリング:GIFA、APNG のファイル名に不要な番号 0000 が入っている。
  • レンダリング:APNG 出力で作られるhtmlのファイル名が {ssae_anime}_apng_png.html となっている間違いを {ssae_anime}_apng.html に修正
  • データ保存:メッシュにバインド後、ボーンを削除、または影響範囲外に移動してもメッシュのバインド情報が残ってしまう。
  • データ保存:バインドできるボーンが無い場合にウェイトを自動設定すると、バインドしているボーン数が0のバインド情報が保存される。
  • レイアウト保存:付けた名前によって保存先スロットが変わる。
  • レイアウト保存:ドッキングウィンドウのサイズがリセットされることがある。

表示に関する不具合

  • セルリスト:セルリスト最下部のパーツにフォーカスが当たると、以降そのフォーカス状態の反転表示が残り続ける。
  • セルリスト、インスタンスリストからフレームコントロールにドロップした際にドロップオブジェクトが戻るアニメーションが表示される。

その他の不具合

  • 環境設定:リセットを押してもクリックによる「名前の変更」のオープン方法がリセットされない。
  • v7.1.0以降のバージョンを新規インストールして起動した場合、インストール先にあるプレイヤー設定ファイルが読み込まれない。
  • macで(特に起動処理中に)一度クラッシュするとOSを再起動するまでアプリを起動できない状態になることがある。