起動前の処理

[詳細設定:起動前の処理]ダイアログ[詳細設定:起動前の処理]ダイアログは、自己解凍実行ファイルの起動の際に、特定の条件下で実行を中止するようにするための設定を行います。

起動の制限

自己解凍実行ファイルを、特定の環境でのみ実行できるようにします。

管理者権限を必要とする

管理者(アドミニストレータ)権限がない場合、警告を表示して起動できないようにします。

Power Users以上の権限を必要とする

Power Users権限(あるいはそれ以上)がない場合、警告を表示して起動できないようにします。

 

アンインストール情報をシステムレジストリに登録するには、Power Users以上の権限が必要となります。このため、アンインストーラ使用時はこのオプションをONにする必要があります。

自己解凍実行ファイルを起動できるOSバージョンを制限する

自己解凍実行ファイルを実行できるWindows OSを指定することができます。指定外のOSでは、警告を表示して実行できないようにします。

64bitシステム上の32bit互換モードでは起動させない

64bit版(x64 Edition)は、32bitプログラムが動作する互換性を有しています。このオプションをONにすると、64bit版Windows上で起動した場合は警告を表示し、自己解凍実行ファイルを実行できないようにします。

自己解凍実行ファイルの正当性検査方法

自己解凍実行ファイルを実行するときに、自分自身が破損・改ざんされているかどうかの確認方法を指定します。

正当性検査を行わない

自分自身が破損・改ざんされているかどうかを調べません。

ファイルのCRCをチェック

自分自身のCRCをチェックし、異なっている場合は警告を表示して実行できないようにします。

 

ファイルが1バイトでも改変されると実行することができなくなるため、ウィルス感染・改ざん改竄・ダウンロードミスなどを検出することができます。

デジタル署名(Authenticode)をチェック
Pro版限定機能

自分自身のデジタル署名(Authenticode)をチェックし、署名が正しくない場合は警告を表示して実行できないようにします。

 

※本機能を利用するためには、作成した自己解凍ファイルに対して、使用者が(Microsoft提供のsigncode.exeやsigntool.exeなどを使用して)署名を施す必要があります。

また、デジタル署名のチェックに対応していないシステム、および古いデジタル証明書データを使っているシステムでは、正常なチェックが行われないことがあります。