4種類あるSpriteStudioのライセンス。「どれを申し込めばいいのだろう?」という方へ、具体的な事例を挙げた上でどのライセンスを申し込めばいいかをご紹介します。
個人的にアニメーション作品を作成し、Twitterで公開を行っています。今現在収益はありませんが、ゆくゆくはYouTubeのチャンネルで収益化を行っていきたいと考えています。
Starterライセンスをご利用ください。
現時点でSpriteStudioで制作した作品で収益を上げていない場合はStarterライセンスをご利用ください。
今後YouTubeの収益化や作品制作費などの売上が発生し、年間の売上が1,000万円を超えた際は次回更新時にBusinessライセンスもしくはProfessionalライセンスへの移行が必要となります。その際は、今後も個人で利用されるのであれば1ライセンスから契約できるProfessionalライセンスをおすすめします。
3人でインディーゲームを開発しています。SpriteStudioを使うのはその内2名です。昨年度売上は30万円ほどありました。
Starterライセンスをご利用ください。
直近会計年度の売上高が1,000万円未満ですので団体であっても「Starterライセンス」をご利用いただけます。
団体の中の2名がご利用されるのであれば、それぞれでStarterライセンスをお申し込みください。
個人でゲーム開発をしてSteamで販売を行っています。昨年の売上は1,200万円でした。
Professionalライセンスをおすすめします。
直近会計年度の売上が1,000万円を超えていますので個人での利用であってもBusinessライセンスまたはProfessionalライセンスのご契約が必要です。
個人で開発をされているとのことですので、1ライセンスから契約できるProfessionalライセンスをおすすめします。
企業でスマートフォン向けソーシャルゲームを開発しています。昨年は赤字でしたが売上は2億円でした。
ProfessionalライセンスまたはBusinessライセンスをご利用ください。
ライセンスの判断基準は収益ではなく直近会計年度の売上となります。このケースではBusinessライセンスまたはProfessionalライセンスのご契約が必要です。
開発チームで5名以上の利用者がいる場合、またはフローティングでのご利用を検討中であればBusinessライセンスをおすすめします。
今年立ち上げたばかりの企業でゲームの開発に利用します。開発チームは30人程でそのうち10人程度がSpriteStudioを利用する予定です。
Businessライセンスをおすすめしますが、Starterライセンスもご利用いただけます。
複数メンバーがフローティングで利用することを想定するのであればBusinessライセンスのお申し込みをおすすめします。ただ、直近会計年度の売上がありませんので、この場合は開発者が個別にStarterライセンスをお申し込みいただいても結構です。
ただし、次回更新時に直近会計年度の売上が1,000万円を超えた場合はBusinessライセンスまたはProfessionalライセンスへの移行が必要となります。
会社としてSpriteStudioを利用するのは初めてです。会社は別の事業で昨年1億円の売上を上げています。
ProfessionalライセンスまたはBusinessライセンスをご利用ください。
SpriteStudioの契約の有無に関わらず、直近会計年度の売上が1,000万円を超えている場合はBusinessライセンスまたはProfessionalライセンスをお申し込みください。
フリーランスでアニメーション制作の仕事をしています。昨年の売上は500万円です。作成したアニメーションデータの納品先は売上規模1億円の企業です。
Starterライセンスをご利用いただけます。
フリーランスのクリエイターが成果物を企業等に納品して対価を得る場合、売上基準はクリエイター側の数値が基準となります。今回のケースではStarterライセンスでも商用利用が可能な条件に該当しますので、Starterライセンスでの利用が可能です。
別の部署ですでにSpriteStudioのBusinessライセンスを契約しています。今回申し込む部署は昨年の売上が400万円ですが、会社全体での売上は1,000万円を超えています。
ProfessionalライセンスまたはBusinessライセンスをご利用ください。
部署やチーム単位ではなく、会社・団体単位での直近会計年度の売上が1,000万円を超えている場合はProfessionalライセンスまたはBusinessライセンスのご契約が必要です。
別の部署でBusinessライセンスを契約されているのであれば、ライセンス起動数を追加する形での契約も可能です。その場合、同時起動数は「会社全体での起動数」という形になります。
大学内のPCにインストールし、講義の際に学生に使用させることを検討しています。制作した作品でコンテストの応募などにも挑戦してもらいたいと考えています。
Academicライセンスをご利用いただけます。
講義・授業で利用する場合は無料のAcademicライセンスが利用できます。
ただし、用途は授業・講義・課題作成に限定されますので、学生が個人的な作品制作を行う場合や、賞品などが用意されているコンテストの応募などを行うことはできません。その場合は学生がStarterライセンスを申し込むようにしてください。
専門学校でゲームのデザインを学んでいます。課題制作にSpriteStudioを使おうと考えています。
Starterライセンスをご利用ください。
学校・大学側でSpriteStudioを用意するのではなく、学生がアニメーション作成ツールとしてSpriteStudioを任意で選んで使用する場合はAcademicライセンスではなく、Starterライセンスをご利用ください。
なお、在学中であっても直近会計年度の売上が1,000万円を超えた場合は次回更新時にProfessionalライセンスまたはBusinessライセンスのご契約に切り替える必要があります。