Version 5.6.0 リリースノート (2016/01/18)

新機能

ショートカットキーのカスタマイズが可能になりました。

設定を変更するには専用ツール SsKeyBindingEditor を利用します。ダウンロード及び設定方法については以下のページをご覧ください。
https://github.com/SpriteStudio/SsKeyBindingEditor/wiki

編集機能:キーフレーム位置のスケール機能を追加しました。

アニメーション尺の変更に応じてキーフレームの位置を自動調整する機能です。

  1. フレームコントロール下部の「総フレーム数」を変更すると、「キーフレームの位置を調整しますか?」と表示されるので「はい」を選びます。
  2. プロジェクトでアニメーションを選択し、右クリックメニューから「アニメーション尺の調整」を選びます。
    – ラベルの位置も縮尺に応じて調整されます。

フレームコントロール:パーツにカラーラベルを指定する機能を追加しました。

  • パーツツリーでパーツを選択し、右クリックメニューで「カラーラベルを指定する」を選びます。
  • 複数のパーツを選択して一括指定ができます。

レンダリング:アニメーションPNG の出力に対応しました。

差分圧縮が適用されるためファイルサイズも小さくなります。

改善点

アンドゥー(元に戻す/やり直し)動作の改善

  • 複数ファイルへの編集操作を1回でアンドゥーできるようになりました。
  • どこにフォーカスがあってもアンドゥーできます。
  • 現在、アンドゥー/リドゥー が可能かどうかツールバーのボタンと該当のメニューがグレー化されることで視認できます。
  • 新たに以下の操作がアンドゥー可能になりました。
    • アニメーションの追加、削除、複製、リネーム
    • 参照先セルマップの変更で、変更先セルマップに新規セルを追加する処理

    ※セルマップの参照イメージの変更に続いて発生するアニメのリサイズ処理のアンドゥーは2回に分かれます。

フレームコントロール

  • 選択範囲と編集対象の挙動を分かりやすくしました。
    • チャートの範囲選択
      • 選択範囲上で Ctrl + 左クリック(T キー) を押すと選択をOn/Off できます。
      • 選択範囲外を左クリックすると範囲選択を完全にクリアします。
    • 編集対象の明示化
      • アクティブなアトリビュートの行の上下に水色のラインを表示するようにしました。(従来はパーツ単位での上下位置に出ていました)
      • タイムスライダーの色は、通常は黄色で、選択がある時のみ赤色で表示されます。
      • 範囲選択されているときは、「n 項目を選択中」と表示されます。
    • 編集対象の変更
      • 選択範囲があるときは、範囲に対してのみ編集が作用し、ないときは、タイムスライダーのフレームのみが対象になります。
      • ただし、タイムスライダーがあるフレームのキーは選択していなくてもコピー/カット/削除できます。
    • 再生範囲
      • ドラッグ後に、Shift + 左クリックするとクリック位置まで選択範囲の始点、終点が拡がります。
        ※スクロール後、上記操作を行うことで表示領域外まで範囲を拡げられます。
    • アトリビュートラインの制御
      • ツリーの右メニューに「すべてのアトリビュートを折り畳む」を追加しました。
      • 環境設定に「アクティブなパーツのアトリビュートラインだけ展開する」オプションを追加しました。
        – このオプションにチェックを付けるとフレームコントロールのツリー側にある[+]ボタンをクリックした場合、アクティブなパーツのアトリビュートのみ展開し、その他のパーツのアトリビュートはすべて閉じます。また、[-]ボタンをクリックした場合は全パーツのアトリビュートを閉じます。
  • A/D キーで前後のキーにジャンプするとき、アトリビュート単位で選択している場合は、そのアトリビュートのキーだけを対象にジャンプするようにしました。

レイアウト

  • A/D キーで前後キーにジャンプするとき、アトリビュート単位で選択している場合は、そのアトリビュートのキーだけを対象にジャンプするようにしました。
  • 視点(画面に見える範囲)が、アニメ切り替え時、または親子関係を組んだあとに原点基準でリセットしないようにしました。
    ※F キーを押すと原点基準でリセットします。
  • インスタンスのドロップ時にセルと同じくドロップ位置に配置するようにしました。
  • R キー押下による「親子関係を無視したX/Y座標移動モード」の状態を information タブ上に表示するようにしました。

セルマップ

  • ホイールでズームし、中ドラッグ(またはスペース+左ドラッグ)でスクロールするようにしました。
  • また範囲選択ドラッグ中にウィンドウ外にカーソルが出るとスクロールします。
  • セルの新規作成時にセル編集を開いて名前入力にフォーカスするようにしました。(セルリストでも同様)

セル編集

  • セル編集ダイアログを開いた状態でも Ctrl+Z/Y で、アンドゥー/リドゥーできるようにしました。
  • 名前入力ボックス内でEnterキーを押すと確定し、閉じるようにしました。

編集

  • パーツを追加した時に、タイムスライダーの位置ではなく常に0フレームにキーを作成するようにしました。
  • 最初に追加したサイズX、サイズY キーの初期値は、参照セルの縦横サイズを引用するようにしました。
  • 新規アニメ作成時のルートパーツの継承設定を「個別の設定を使用」に変更しました。

カーブエディタ

  • フレームコントロールのチャート選択の状態と同期するようにしました。
  • 複数のキーを選択して移動できるようにしました。

メインメニュー

    • 再生/停止 をトグルするコマンド(Ctrl + P)をアニメーションメニューに追加しました。
    • 再生系コマンドをアニメーションメニューに移設しました。

プロジェクト

      • ファイルを追加した場合はそのファイルに、除外・削除した場合は、1つ前のエントリにフォーカスし、該当ファイルが見える位置までスクロールさせるようにしました。
      • ファイルを除外する前に保存警告を出すようにしました。
      • リロードしようとしたファイルの更新が未保存状態である場合、事故防止のため保存を促すようにしました。

カラーブレンド

  • カラー変更時の反応速度および、アクセス違反の要因を排除しました。

メッセージダイアログ

      • テキストを選択し、クリップボードにコピーできるようになりました。
        ※Windows でテキストをコピーする場合は、Ctrl+C ではなく、右クリックメニューから行って下さい。
      • Mac では親ウィンドウの後ろにメッセージダイアログが隠れてしまう不具合が修正されました。

環境設定

      • 言語設定に英語表記を併記するようにしました。
      • インスタンスの入れ子の制限値を指定できるようにしました。
        • SpriteStudio を終了した状態で、SsOption.ssop ファイルの instanceStackMax タグの値を変更してください。
          ※再生環境での処理負荷に問題の無い範囲に収めるようご注意ください。

ヘルプ

  • Web Technology アップデートの各項目を詳細ページにジャンプしやすくしました。(各項目をシングルクリックするとブラウザが開きます)

アトリビュート

      • インスタンスパーツに適用した当たり判定はプレイヤー側で対応していないため指定できないようにしました。
      • 「Ver.4 互換機能に制限する」Onの時は、ルートパーツに指定できるアトリビュートもVer.4互換のみに制限するようにしました。

その他

  • CPU 負荷を低減させました。

不具合修正

    • プロジェクト:セルマップファイルの登録位置がプロジェクトへの追加直後ではソートされていない。
    • プロジェクト:キーが1つもないが、キーリストのタグが残っている異常系のアニメを選択するとクラッシュする。
    • 編集:キーが1つもないパーツを選択し、コピー・ペースト、削除したり、値変更を行った場合にアクセス違反が発生する。
    • 編集:Undo/Redo 時の選択範囲の保存、復帰が噛み合っていない。
    • 参照イメージの変更/リロード:参照イメージのサイズ変更ダイアログで「キャンセル」を選んでも「いいえ」と同じになりサイズ情報が更新される。
    • 参照イメージの変更:キャンセルしても画像が変更されてしまう。
    • 参照先セルマップの変更:参照元セルマップがプロジェクトに存在していない場合は変更できない。
    • ユーザーデータ編集:文字列欄でdeleteキーが効かない。
    • プロジェクト:更新マークの付いたファイルを複製すると、更新マークが消える。
    • フレームコントロール:範囲選択後、全削除したアトリビュートキーに対する選択範囲が記憶されており、その後のキー作成操作が、その選択範囲に適用されてしまう。
    • フレームコントロール:チャートで範囲選択後にキーの追加を行うとすべてに適用されない。
    • フレームコントロール:フレーム尺を縮小した場合、範囲外に再生範囲、ラベルが残る。
      * 範囲外に残った再生範囲はカットし、ラベルは最終フレームに移動するようにしました。
    • フレームコントロール:先頭キーより前にキーを打つと補間に対応していないアトリビュート(非表示など)に対しても、デフォルトの補間方法が指定される。
    • グリッドサイズ:0または極大値を入れてOKを押すとエラーメッセージが出たあとにフリーズする。
    • レンダリング・スプライトシート生成:レイアウトが閉じた状態では処理が進行しない。
    • エクスポータ:参照セルキーから生成される参照元X/Y オフセットに線形補間がかかる。(v5.5.0 以降のデグレード)
    • その他、細かい不具合の修正