MacroActor Bridge for Unity 5 マニュアル

概要

「MacroActor Bridge for Unity 5」(以下 Bridge) は、Unity 5 Editorのビルド時およびテクスチャ画像インポート時のPVRTC・ETC1・ETC2へのテクスチャ圧縮処理を、「OPTPiX MacroActor 7 for Mobile & Social」側で行うように『橋渡し』するプログラムです。
このプログラムにより、Unity 5 で「OPTPiX MacroActor 7 for Mobile & Social」のClearPVRTCなどの高画質テクスチャ圧縮処理が直接利用できるようになります。

また、「MacroActor Bridge for Unity 5 設定ツール」により機能の制御が可能です。

※Bridge を使用するには、「OPTPiX MacroActor 7 for Mobile & Social」の Ver.7.61.02 以降が必要です。

使用方法

本プログラムをインストールすることで、Unity 5 上で下記の操作を行なったときに、Unity 5 の標準処理に代わって OPTPiX MacroActor 7 によるテクスチャ圧縮が自動的に実行されるようになりなります。

  • ビルドプラットフォームをiOSまたはAndroidへ変更し、テクスチャ形式がPVRTC・ETC1・ETC2へ再変換されるとき
  • PVRTC・ETC1・ETC2のテクスチャ画像をインポートしたとき

圧縮対象とする形式の指定などは、後述の「MacroActor Bridge for Unity 5 設定ツール」で行います。

MacroActor Bridge for Unity 5 設定ツール

「MacroActor Bridge for Unity 5 設定ツール」(以下「設定ツール」) は、Windowsのスタートメニューにある「MacroActor Bridge for Unity 5」グループから起動します。

フォーマット

「PVRTC 4bpp RGBA」「PVRTC 4bpp RGB」「ETC1」「ETC2 RGB」「ETC2 RGBA(ETC2/EAC)」の中から、Bridge で処理(OPTPiX MacroActor 7 でテクスチャ圧縮)したいフォーマットのチェックをONにしてください。
OFFにしたフォーマットは、通常の Unity 5 の処理で圧縮されます。

クオリティ設定

Unity 5 上でテクスチャ画像のインスペクタにある「Compression Quality」設定を参照し、そのテクスチャを Bridge で圧縮するかどうかを個別に指定したい場合に使用します。
たとえば、設定ツールで「Best」のみをONにしておけば、インスペクタで「Compression Quality」が「Best」に設定されているテクスチャ画像のみを Bridge で圧縮し、それ以外のテクスチャ画像は通常の Unity 5 の処理で圧縮されます。

その他の設定

  • 画像サイズ
    Bridge (OPTPiX MacroActor 7) を使用した圧縮処理には多くの時間を必要とします。特に、縦横サイズが大きいと非常に時間がかかりますので、上限を設定しておくことを強く推奨します。
    初期状態では「1024×1024 ~ 64×64」に設定されています。指定サイズ外の画像は Unity 5 の通常処理で圧縮されます。
  • アルファ付き画像のみを処理
    ONにすると、アルファチャンネルが無い画像は Unity 5 の通常処理で圧縮されるようになります。
【ご注意】
  • Bridgeによる圧縮処理は、Unity 5 の通常の圧縮処理に比べて多くの時間を必要とします。アプリ開発中はBridgeを無効化し、必要なときのみBridgeを有効にする、といった使い方を推奨いたします。
  • 設定ツール上の設定変更は、次回のリビルドまたはインポート時から反映されます。既に圧縮済みのテクスチャ画像には反映されないのでご注意ください。すぐに設定変更を反映させたい場合は、Unity 5 上で “reimport” を使用してください。

アンインストール方法

コントロールパネルの「プログラムと機能」から「MacroActor Bridge for Unity 5」を選び、アンインストールを行ってください。