田中圭一のゲームっぽい日常 それぞれの時代に「まる子」がいる

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今、ネットで『岡崎に捧ぐ』というマンガが話題になっている。山本さほさんという方がnoteに掲載するや短期間で人気を博した実話マンガだ。

この『岡崎に捧ぐ』は、作者の親友である岡崎さんとの小学生時代の思い出を綴ったものだ。ネットでの話題が大手マンガ雑誌の目にとまり、来年の1月からプロのマンガ家として山本さんはデビューすることになった。

この作品、テイストは『ちびまる子ちゃん』に近いものの、描かれている時代がちがう。『ちびまる子ちゃん』が70年代を舞台にしていたのに対して、こちらは90年代が舞台だ。

大ヒットマンガ『ちびまる子ちゃん』は、読者の共感を呼ぶキャラクターたちに加え、その魅力の柱に「70年代あるある」があった。

そう、『岡崎に捧ぐ』は共感を呼ぶキャラクターに加え「90年代あるある」という魅力を備えているマンガだったのだ。

これを読んで、思いついた。『ちびまる子ちゃん』的なマンガは、各年代ごとに存在できるのではないかと。

よく考えてみたら『3丁目の夕日』は、団塊世代のための『ちびまる子ちゃん』だ。ならば、団塊ジュニア向け、つまり「80年代あるある」満載の『ちびまる子ちゃん』、このポストが空いているぞ!団塊ジュニア世代は人口も多い。上手く描けば大ヒットの可能性もある!

さぁ、40歳前後でマンガ家を目指している、もしくはマンガ家を目指していたが諦めた人!小学生時代の思い出を綴ってネットにアップしよう!

タグ | 2020/06/16 更新 |