田中圭一のゲームっぽい日常 幽霊は絶対に存在してくれないと困る

「あなたは霊の存在を信じますか?」

ボクが子供のころ夏になると必ずテレビの心霊特集で、冒頭にこういうセリフが流れてきたものだ。禍々しい口調と共に。

52年も生きてきたが、ハッキリと霊の存在を確認できるような事件に一度も出くわしたことがない。

金縛りは体験したことがあって、その際に人の気配も感じたけど、脳の錯覚かもしれない。知人が撮ったという心霊写真を見たことがあるのだが、それも撮影時のなんらかのミスや、映り込んだ別のものが人の顔に見えるだけだと思う。

これについてはAV男優の加藤鷹が、Twitterで腑に落ちることを言っていた。「なぜ心霊写真に出てくる幽霊は、顔か手して出てこないのか?他の部位を出す幽霊がまったくいないのはおかしい。例えば、局部を出す幽霊だっていてもいいはずじゃないか?だからボクは心霊写真を信用しない。」

私も最近、動画サイトに上げられている幽霊の動画を観て、あることに気がついた。すべての動画に共通なのは、幽霊の動きが、骨格と筋肉を持った人間の動きになっているという点だ。どう見ても役者が演じていると考えた方が自然だ。

どうやら、幽霊とは人間が脳内で作り出した空想の産物にちがいない。

さて、多くの読者は「あぁ、よかった。これでもう怖くて眠れぬ夜は来ない。」と安心したことだろう。

・・・・ふふふ・・・ところが、けっして安心などできないのだよ諸君。

前回でも話題にしたが、私の寿命は長くても、あと30年だ。霊魂が存在しないのなら、死ぬ瞬間に私の意識は途絶え、それ以降「自分が死んだ」という認識すら持てないまま、すべては停止する。肉体も焼かれて灰になる。

そんな状況を「安心」などという言葉で言い表していいものか?諸君!

もしも、余命1ヶ月を医者に宣告された時に、ものすごく面白そうな深夜アニメがスタートしたら、どうなる!?気になって気になって、この世に未練が残りまくって大変じゃないか!

こうなるともう、幽霊はいないと困るのだ!死んだ後も霊になって深夜アニメを最終回まで観ないことには、天国にも地獄にも行けないだろう?

そんなこともあって、私は「幽霊は絶対存在する!派」です。存在してもらわないと困るからです。

くどいようですが、霊は絶対に存在します。今もあなたの背後で、あなたと一緒にパソコンのモニターに映るエッチな画像を見つめているのです・・・・。

k1_201411
タグ | 2020/06/16 更新 |